「アルファード/ヴェルファイア」3代目 2015年-現行(2017年マイナーチェンジ)さおり著

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アルファード/ヴェルファイア=ワンルーム♪


見た目の大きさで驚いちゃいけません!

車内の広さは、もはや一部屋といった表現をしたほうがいいでしょう!

2015年にフルモデルチェンジした3代目「アルファード」。

一時期、話題になった東京都知事の枡添要一さんが公私混同で使用していた“あの車”ということでも取り上げられたことも影響したのか(?)大変、好評です。

多くのミニバンは乗り心地が1列目>2列目>3列目と悪くなっていくものですが「アルファード」違います。

2列目も1列目に匹敵する快適さをキープ。

広さでいうと、この2列目が一番、リクライニングできますし、むしろ2列目がVIP席。

3列目も緊急用といった適当な、かったーいシートではありません。

何の問題なく乗車定員7名が長時間、快適に移動できるという、いわば新開発の動くお部屋です。

広いだけではありませんよ♪

かつての「セルシオ」にも奢られたダブルウィッシュボーンを採用しています。

このサスペンションはコストは嵩むんだけど、車体をフラットに保つのには一役も二役も買ってくれる優れものです。

少々、重量が増すのが玉に瑕だったのが、技術の進歩により軽減してきたというのは嬉しいニュース。

「アルファード」は乗り心地もセダンに迫る快適さを身につけているわけですね。

よく「クラウン」(2012年~2018年モデル)よりも乗り心地がいい!
と、書かれた記事を拝見しますが、それは、ちょっと待って。

2018年~のフルTNGA「クラウン」は
>>>こちら

ミニバンの中では凄く良いし、私はこれで充分だと思います。

でも、車高があるっていうのはカーブの時のグラグラにつながるし、縦長の鉄板は、そのグラグラを抑えるのが得意ではありません。

同じ大きさなら、小さな箱を組み合わせたセダンやSUVなどより、大きな箱一つのミニバンが剛性に劣るのは仕方ないんです。

最高のミニバンだからこそ分かってしまう欠点もあります。

 

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そう。高速道路のカーブには、ちょっと弱いっ(汗)。

でも、本気で「クラウン」と較べると、っていうレベルなのは本当に凄いです。
だってクラウン3台分くらいの広さがアルファードにはありますもん。

alphard_thrid_02女の私としては、改良してほしい点があるとすれば、後ろの開口部かなあ。

ガバッ!と上にしか開きません。

背も高いだけに一度、開くと下ろすときに小柄な女性は大変かも。駐車時も後ろにスペース開けて停めないといけないなど、多少の配慮が必要になります。

ホンダ「ステップワゴン」はわくわくゲートがあるし、日産「セレナ」も上部の窓部分だけ開けられるデュアルバックドアを用意しています。

各社『ちょっと開き 又は 全部開き』の二段構えになってきているので、ガバッ!とだけドアはこれから古くなっていきそうです。


あと3列目のシートは立派すぎて折りたたむのが少し重いし「ステップワゴン」や「オデッセイ」みたいに床下収納できないのも残念なポイントです。

でもね・・・それだけ3列目を疎かにしていない証拠でもあるので許してもいいかな、、と思います。

外観はフロントグリルが印象的。

上記画像は初期モデルですが、後期ではフロントグリルの□が正方形に近くなり、立体感は控えめに、陰影を付けて少しお上品に(?)なりました。

押し出しの強いデザインは好き嫌いの分かれるところですが、車のことを少しでも知っている人には「あの人、アルファードに乗っているんだ」と羨ましがられること請け合いです。

サイドビューは逆に落ち着いた品のある雰囲気で、私は横からの「アルファード」大好きです。

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