500hは速くはない
先代の「LS600h」はV8 5,000cc+モーターですから速さでは敵いません。
「LS500h」では、かつての暴力的な走りは消え、しかし、過不足のない加速を身に纏います。
先代、4代目「LS600h」はいわば昔のターボチャージャーのようでした。
恐ろしい加速力はタイムラグを伴うものでしたので、これを嫌うユーザーもいらっしゃったそうです。
「LS500h」は意のままの加減速が可能です。
それも品の良いガソリンエンジン並みに。
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問題はライバルが「LS500」だということです。
しかも向こうのエンジンは新型ツインターボ。
「LS500h」は10年以上熟成された旧型エンジンです。
また、エンジンサウンドが意識的に取り入れられているとはいえ、人工的です。
正直、気が付かないレベルに昇華されていますが、ガソリンモデル「LS500」の出来栄えが良いだけに、諸々、比較してしまうと、走りではツインターボに一歩譲ります。
ゾゾタウンの前澤社長がメルセデス「マイバッハ」を所有しているなど、ネットでは若い方が大富豪だと有名になりますが、やはりお金持ちは60代~の方に多いのです。
そんな年配者の価値観に‛スッ’と入っていくには<ハイブリッド=圧倒的な静粛性>という分かりやすいアイコンを携えたままのほうが良かったのかな、と思いました。
とはいえ試乗して『これってハイブリッド?ガソリン?』とお聞きするお客様が複数、いらっしゃったのも事実。
年次改良で良くなっていくのは「LS500」より「LS500h」のシステムでしょう。
マルチステージハイブリッドも進化していくに違いありません。
マルチステージハイブリッドとは何か>>>こちら
「LS500h」は、すでに、‛走り’のレベルでさえ、最高級のガソリン車が手の届くところにきています。
進化した「LS500h」は最高級EV車にも大きな壁となって立ちはだかることでしょう。
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〇関連記事ご紹介
「LS500」
これはヤバイ…
中毒になりそうだが
幸い、僕は買えない車は>>>こちら
「クラウン」Gエグゼクティブ
まったく同じ3,500ccハイブリッドです。
試乗記は>>>こちら
○XF50型 「LS600h」エグゼクティブ 評価表○
≪非常に良い・良い・普通・悪い・非常に悪いの5段階で評価しています≫
価格対評価 | 良い |
運転楽しい度 | 良い |
後席居住性 | 非常に良い+ |
リセール価値 | 良い |
故障のしにくさ | 非常に良い |
部品の安さ | 悪い |
レクサス5th「LS」XF50 2WD税込価格表 |
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LS500 | 9,814,000円 |
LS500h | 11,214,000円 |
LS500'I-package' | 10,425,000円 |
LS500h'I-package' | 11,805,000円 |
LS500'F-SPORT' | 12,005,000円 |
LS500h'F-SPORT' | 13,105,000円 |
LS500'L-package' | 13,205,000円 |
LS500h'L-package' | 14,605,000円 |
LS500'EXECUTIVE' | 15,005,000円 |
LS500h'EXECUTIVE' | 16,405,000円 |
レクサス5th「LS500h」2WD XF50型主要諸元表 |
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全長 | 5,235mm |
全幅 | 1,900mm |
全高 | 1,450mm |
ホイールベース | 3,125mm |
最小回転半径 | 5.6m |
車両重量 | 2,210kg-2,320kg |
乗車定員 | 5名 |
エンジン種類 | V型6気筒 |
トランスミッション | 電気式無段変速機(マルチステージハイブリッド) |
総排気量 | 3,456cc |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
エンジン最高出力 | 220kW[299PS]/6,600r.p.m |
エンジン最大トルク | 356N.m(36.3kgf-m)/5,100r.p.m |
モーター最高出力 | 132kW(180PS) |
モーター最大トルク | 300N.m(30.6kgf-m) |
動力用主電池 | リチウムイオン電池 |
JC08モード | 15.6km/L-16.4km/L |
WLTCモード | 未発表 |
WLTC市街地モード | 未発表 |
WLTC郊外モード | 未発表 |
WLTC高速道路モード | 未発表 |