とんだ食パンに変身したものです
それにしても先代の「カムリ」は弊社では、あまり売れなかったですねぇ・・・。
相当な実力者だったのですが、なんか特徴がないというか、存在感がないというか。
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と、思ってたら先輩営業マンに
『アメリカでは食パンとか、バニラアイスって呼ばれて劇売れしてたらしい』
と、聞いて、納得。ウンウン。
って、ちょっと待ってください(笑)。
食パンとバニラアイスって全然、違いません?!
食パンの意味は分かりますよ。
朝食には欠かせない一品だけれども、存在感としてはあまり・・・みたいな。
でも、バニラアイスは・・・アメリカ人は欠かせないの?
映画で、バケツみたいなカップから直に食べてる描写があるけど、あれが本当なら頷けるかも。。
さて、そのバニラアイスさん、じつは10代目。
私が記憶している初めての「カムリ」は中学生の頃、見た
『知性は顔に出る』ってキャッチコピー。
お母さんの雑誌の裏に出てたやつです♪
ちなみにそれって8代目だそう。
懐かしい。
さて。
2017年夏に登場した10代目「カムリ」です。
試乗記は>>>こちら
バンパーグリルの横線がたくさん入ったデザインと、フロントのトヨタマーク下半分がデザインに食い込む形になっているところが「カムリ」らしさでしょうか?
たしかに「カムリ」と分かる外観をキープしつつ、これは恰好いいですねぇ。
トヨタ自身“beautiful monster=ビューティフルモンスター”と、言ってしまって、思いっきりハードル上げてますけど、それでも納得するほど、どこから見ても綺麗・・・。
特にリアビューを印象付けるCピラーのデザインが流麗なのに、車内空間を犠牲にしていない、という。
一見、地味ですが専門学校でデザイン勉強していた私からすると‘超’画期的です!
それでも、インターネットでは「トヨタはダサい」という書き込みがあるのは、なぜなぜ?
この、10代目「カムリ」のデザインは、かなりレベルが高いと思うし、独自性もあるので、相当、突き詰めている感があると思いました。
マイナーチェンジではヘッドランプを、より薄型化するくらいしか、手の加えようがないんじゃないかな?
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内装は非常に落ち着いた作り
TNGA「プリウス」や「CH-R」と同じ形状のステアリングを採用しているものの、それらと違って近未来感や目新しさの演出は余りしていません。
質感の良さを全面に押し出さずに仕立てたインテリアは、パッと見ただけでは、ちょっと肩透かしでも、きっと10年乗っても飽きなさそう。
こういうのって作るほうは本当に難しいだろうな、とつくづく思います。
だって売れなきゃいけないわけですし、売ろうと思えば斬新なインテリアのほうが訴求力はあるし、ジャーナリストの反応もいいけど・・・って、考えなきゃいけないわけですから。
自動車評論家を名乗る方々も、もうちょっと、長く使うことを考えた上での評価をしてもらいたいな、と、さおりは最近、思うようになりました。
次ページは>>>
「FF(フロントエンジン+前輪駆動)ならではの弱点とは?」です。
車幅1,840mm・・・。最小回転半径は?
カタログを見て、びっくりです。
先代も1,825mmと意外と幅広だったので、そこはキープかな、と思ってたら普通に大きくなってました。
『げっ?!また、大きくなるの?』
けど、それも運転席に座って走り出すまで。
まさに杞憂でした。
座ったときは意外とシートポジションが低くて、
『うわぁ、これは前が見にくいんじゃ・・・』と、心配したものですが、運転しはじめると何も気になりません。
フロントノーズも、ほどよく視界に入るので、運転はむしろ‘しやすい’です。
ステアリングフィールは、レクサス「GS」とかに似てるかな。
わりと軽めで、電子制御であることを、強く主張しています。
このレクサス似の軽めの感触は、おそらく‘FF’の重さを感じさせない配慮でしょう。
実際、朝、一番にこの「カムリ」に乗って時速60km/L以内で流しているだけなら‘FF’って分からない方も多いのでは?と思います。私もそうですけど・・。
それくらい切り始めの重さを、まったく感じさせない上にアンダーステアってわけじゃない仕上がりには驚きです。
ただ、最小回転半径が5.7m。。
レザーパッケージに至っては5.9mと表記されています。
5.9mって、あの大きなSUV レクサス「RX」とかと同じってことですよ?!
いくら何でも大回りしすぎではないでしょうか。
普通に使っている限り「RX」とは全く違う取り回しの良さです。
右左折で困るということは、無いです。
でも、先代は5.5mに抑えてたのだから、そこは頑張ってほしかったかなあ。
「カムリ」の唯一の欠点でもあるのですけど・・・。
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そうはいっても、とっても落ち着いた走りが一般道、さらには高速道路でも味わえて、しかも、実燃費20km/L 超え!
新車価格400万円そこそこで、なんて余り、お目に掛かれませんよ♪
特に新色<プラチナホワイトパールマイカ>を纏ったら一層、美しい「カムリ」です。
○関連記事ご紹介
カムリのホワイトは、とっても
良いです。
最高級グレードレビューは
>>>こちら
>>>こちら
一転、消滅危機に・・・
隠れた(?)名車「マークX」については
>>>こちら
重厚感では負けてるかも・・・。
でも、かっこよさでは私的には「カムリ」です。
「クラウン/ロイヤル」のご紹介は
>>>こちら
○トヨタ70系「カムリ」Xグレード 評価表○
≪非常に良い・良い・普通・悪い・非常に悪いの5段階で評価しています≫
総合評価 | 良い |
運転楽しい度 | 良い |
後席居住性 | 非常に良い |
リセール価値 | 良い |
故障のしにくさ | 非常に良い |
部品の安さ | 良い |
ちょっと安物っぽいウレタンハンドル。
さらにスチールホイールが標準がXグレードの証です。
トヨタ AX70系10th「カムリ」税込価格表 |
|
---|---|
X | 3,298,320円 |
G | 3,531,600円 |
WS | 3,672,000円 |
"G"本革レザーパッケージ | 4,228,200円 |
"WS"本革レザーパッケージ | 4,341,600円 |
トヨタ AX70系「カムリ」Xグレード主要諸元表 |
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---|---|
全長 | 4,885mm |
全幅 | 1,840mm |
全高 | 1,445mm |
ホイールベース | 2,825mm |
最小回転半径 | 5.7m |
車両重量 | 1,540kg |
乗車定員 | 5名 |
エンジン種類 | 直列4気筒 |
トランスミッション | CVT(電気式無段変速機) |
総排気量 | 2,487cc |
エンジン最高出力 | 131kW[178PS]/5,700r.p.m |
エンジン最大トルク | 221N.m(22.5kgf-m)/3,600-5,200r.p.m |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
モーター最高出力 | 88kW(120PS) |
モーター最大トルク | 202N.m(20.6kgf-m) |
動力用主電池 | リチウムイオン電池 |
JC08モード | 33.4km/L |