「ハスラー」/「フレア クロスオーバー」 2014年~現行(さおり著)

2代目、3代目と続きそうなハスラーの人気ぶり

発売直後から予約殺到。
弊社でもお客様からの試乗や見積もりの問い合わせが多かったので、とても印象に残っている商品です。
その後も順調に売り上げを伸ばしている、そのスズキ「ハスラー」をご紹介。

ハスラーって“hustler”って書くんですね^^。私はずっとhaslerと思ってました・・・。huslterとは、1.精力的な実業家 2.詐欺師 3.勝負師 etc…という諸々の意味を持つ単語ですけど、2.はもっての他だし、1.も違うような。。

はい。と、いうわけで、hustler=勝負師!ってことで。

初めて見たときはびっくりしました。軽自動車のSUVっぽい車、意外となかったんですよね。
ヘッドライトも可愛い♪
どこから見ても斬新で、自然。飽きもこなさそうです。
ルーフを別色に設定したり、チェッカーズフラッグのデカール(シールのこと)を貼ったりしてマイハスラーをデザインできるのも嬉しい。



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ファミリー向け軽自動車は、全長3,400mm、全幅1,480mm以下という限られた面積に大きな体積を求められるので、エンジンルームはできるだけ小さく、そしてフロアは低く、背は高く、というコンセプトがどうしても求められてきました。

ううん。全幅1,480mm以下というのが一番気になる点なので、ここだけもう10mm、20mm広げてくれないかしら?と思うのですけど、実はこの全幅1,480mm以下というのも1996年に改正された数字なんだそうです。
それまでは、1975年に制定された排気量が550cc、全長3,300mm、全幅1,400mm、全高2,000mm以下というのが軽自動車の規格でした。ちっちゃいですね。。

ちなみに全高2,000mm以下 という縛りは昔から変更ありません。
でも、2,000mmってかなり高いですよね。ここに活路を見出して、背の高ーい軽自動車は多いのです。

ハスラーは全高は1,665mmと結構高めとはいえ、フロアもとにかく高い位置にある!!
私(身長160cm)なんかだと、かなり「よいしょ」って気持ちが入っちゃうくらいです。最低地上高180mmですからね。そりゃ結構、高いです。
でも、乗ってしまえば、違和感なく、普通な感じ。
フロントガラスも直角に近い角度で立ってくれているので、運転はとてもしやすいです。
車自体、四角い形だからバックも楽♪
後方視界も充分ですよ。
運転のしやすさは◎です。

ターボ車を選ぶ必要ないくらいパワフルなノンターボ

「軽自動車ってターボ車じゃないと、出だしがもたつくよね?」なんて心配はどこ吹く風。
このハスラーには<S-エネチャージ>というマイルドハイブリッドが搭載されているので、発進時にアクセルを深く踏み込む必要はありません。

モーターのサポートは本当にスムース♪

まったく分からないんです。
ここまで凄いシステムが開発されちゃうと、ますますコンパクトカーの居場所がなくなってしまう気がしてしまうのは私だけでしょうか?



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ハンドルは少し大きめかな。
でも、それが何だか大きめのSUVを運転している気持ちになってくるから不思議。
ハンドル操作に鈍さを感じることもなく、狭い道でハンドルを多めに切ることになっても全く問題ありません。鈍さはないものの、少々、重めのセッティング。
最近は、回し心地がとっても軽いステアリング(ハンドル)の軽自動車が多いので、それに慣れている方だと違和感があるかもしれません。

是非、ご試乗して確認してくださいね。

>>>次ページは「驚きの衝突軽減ブレーキ&乗り心地とはいえないほどの・・・」です。

対歩行者用の衝突安全ブレーキもオプション設定

スズキアルトには設定がないステレオカメラを搭載。
これはスバルのアイサイトと同系システム。
軽自動車でステレオカメラは凄いっ!
さらにレーダーまで搭載。
どうなってんの?!ハスラー。
対歩行者安全、追突防止、ふらつき防止などなど、てんこ盛りで2016年度の予防安全評価で最高ランクを獲得しました。66.8点/71点満点中は素晴らしい!

ただし、これは2016年モデル以降のお話ですので、中古車狙いの方は気をつけてくださいね。

乗り心地は・・・

運転しやすくて見た目も可愛くて、それなのに男性受けもしちゃうハスラー。

でも、実はとんでも弱点があります。

それは、乗り心地。

もうっ!すっごい悪いんです。フロアが高いせいなのか、軽自動車なのに15インチ(14インチが一般的)のタイヤを装着しているせいなのか、分かりません。
けど、ちょっとした凸凹道を走れば、車内は“ドコドコドコ”って揺れます。
運転していると楽しい車なので、あんまり感じませんが、助手席に座っていると酔いそう。。
そして、後部座席はもっと悪いです。”ドコドコドコ・・・”が助手席より大きいです。
近年の軽自動車では一番、乗り心地悪いかな・・・。



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まあでも、ハスラーってそれも楽しんじゃえ!!と思える車です。
いつも、冒険しているみたいな気になるんですもの♪
逆に毎日、冒険している気分になりたくない人は向いてないかも・・・。

エンジン音もちょっとザラザラしていて、それが車内に入ってくるんですけど全部、含めてワイルドです。

見た目も乗り心地も、異端児なハスラー。
機械というより、大きなペットのような感じでもあります。

値引き情報

2017年、スイフトのモデルチェンジがあった頃から、なぜだかちょっと値引き幅が大きくなったハスラー。
それでも上位モデルでオプション込の価格から160,000円~。
オプション多数の場合はもっと狙えますよ。
マツダの“フレアクロスオーバー”は大々的にマツダでは宣伝していませんけど、ハスラーなんです。全く同じ車です。
マツダさんのほうが値引き額は大きいはず。
ただし、リセールバリュー(数年乗った後の買取価格)はハスラーより少し落ちます。

以下に新車価格と、諸元表がございますので、よかったらご覧ください。

○点数表(5点満点)○

総合評価 3.5点
リセール価値 4.0点
故障のしにくさ 4.8点
部品の安さ 4.5点

スズキ ハスラー 価格表
A仕様 2WD 5MT/CVT1,078.920円
A仕様 4WD 5MT/CVT1,199,880円
G仕様 2WD 5MT1,162,080円
G仕様 2WD CVT1,273,320円
G仕様 4WD 5MT1,277,640円
G仕様 4WD CVT1,399,680円
G仕様 2WD CVT ターボ1,359,720円
G仕様 4WD CVT ターボ1,486,080円
X仕様 2WD CVT1,461,240円
X仕様 4WD CVT1,587,600円
X仕様 2WD CVT ターボ1,547,640円
X仕様 4WD CVT ターボ1,674,000円


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スズキハスラー主要諸元表 ()内はターボ
全長3,395mm
全幅1,475mm
全高1,665mm
ホイールベース2,425mm
エンジン種類水冷直列3気筒(ターボ)
トランスミッションCVT or 5MT
総排気量658cc
エンジン最高出力38kW[52PS]/6,500r.p.m(
47kW[64PS]/6,000r.p.m)
エンジン最大トルク63N.m(6.4kgf-m)/4,000r.p.m(95N.m(9.7kgf-m)/3,000r.p.m)
モーター最高出力1.6kW(2.2PS)/1,000r.p.m
モーター最大トルク40N.m(4.1kgf-m)/100r.p.m
車両重量800kg~850kg(820kg~870kg)
乗車定員4名
最小回転半径4.6m
使用燃料無鉛レギュラーガソリン
JC08モード30.4km/L~32km/L(26.2km/L~27.8km/L)
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