次期ミライースはどうなるのか?

次期ミラーイースの発売時期

2011年に現行モデルが発売され、早6年が経過。
そろそろ、次期モデルが披露されても良さそうな頃合が近づいてきました。

2015年第44回東京モーターショーにて<D-base(ディーベース)>という名のコンセプトカーが登場しましたが、おそらくこれが、次期ミライースを示唆するものだと思われます(上記画像)。

2017年第45回東京モーターショーにて、ほぼ市販車の状態でのお披露目がなされるのは間違いないでしょう。そして、気になる発売時期は2017年末~2018年初頭だと言われています。
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大きな変更点は?

初代ミライースの機能はそのままに居住性を高め、かつ燃費をさらなる高みへ引き上げるというのが主なコンセプトのようです。

居住性については現行モデルでも決して悪くはありませんが、ハイトワゴン(背の高いボックス型)と比較されると太刀打ちできませんでした。
これを打開すべく全高(車の高さ)を上げるという作戦のようです。
全高を上げると、走行時の空気抵抗は想像以上に増しますが、これを補うのが低重心ボディ。
プラットフォームに何らかの変更を加えてくるのは明らかです。

ダイハツはトヨタ自動車の完全子会社ですから、4代目プリウスに初搭載された“TNGA”プラットフォームの技術を使ったものが登場する可能性は高いです。
“TNGA”プラットフォームは、軽量かつ剛性があり、低重心に仕上がる特徴があるので、全高を少々上げても、なお燃費向上できるのでしょう。

現行モデルでも充分、魅力的な燃費(JC08モード:35.0km/L)とはいえ、強力なライバルが2014年12月に登場しているので呑気なことを言っていられない現実があります。
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それはスズキ「アルト」。JC08モード:37.0km/Lです。約5%上回る数値です。

カタログ燃費は、自動車ファンではない購入層にはとても大きな意味を持つ数字なので、わずかでも見過ごすわけにはいきません。
実際、高級を謳っている車種以外のモデルはホームページのトップに「○○km/L !」と記載があるのが常です。
おそらく、次期ミライースは、40km/Lという数字を出してくるのではないか、と思われます。

数字の妙というのは恐ろしいものです。
39km/Lではインパクトに乏しく、ぎりぎり40km/Lに届かなかったという技術の限界も感じざるを得ません。
さらに、アルトのモデルチェンジや、その他の新型車種が40km/Lという数字を掲げてきた場合、またもや劣勢に追い込まれることを考えるとJC08モード:40km/Lは至上命令でしょう。

次ページは>>>「JC08モード:40km/Lを超える秘策とは?」です。

次期ミライースはスポーティなデザインになる?

エンジンの燃焼効率はよほどの改善がない限り、燃費には表われてこないので、低重心ボディに加え、さらに以下の2点の改良も加えてくるでしょう。

Aピラーを寝かせたデザインの採用(フロントガラスの角度が少ないスポーティーなデザイン)。
ただ、寝かせるだけでは視界が狭いため、フロントガラス自体の面積は大きくなる。

車両重量のさらなる軽量化
ミライースが、2WD:730kg 4WD:790kgに対してスズキアルトは2WD:650kg 4WD:700kg。同重量であれば、スズキアルトを超える燃費は実現は不可能ではない。
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価格について

アルト847,800円~に対し、ミライース766,286円~というプライスタグですが、2017年前期時点では、グレードが上がってくるとほぼ同価格といっていいでしょう。
ハイグレードモデルはミライースのほうが高額かもしれません。

何しろライバルが強力ですから、エントリーモデル・中核モデルに関しては大きな値上げはないと思われます。
しかし、ハイグレードモデルについては現行モデルよりも100,000円程度の上乗せは考えられます。

上乗せ分は対歩行者用の衝突安全ブレーキがオプション設定される可能性が高いでしょう。
スズキアルトには2017年前期には搭載される予定がないので、ここには隙がありますし(発売当初は充分な装備でした)、是非、次期ミライースを含め、今後の新規車種にも設定してほしいオプションです。
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デザイン

軽自動車、コンパクトカーの新たなベンチマークと成り得るであろう次期ミライース。
デザインにも新しい風を吹かせてほしいものです。
スズキアルトがクラシカルな中にも現代的な雰囲気なだけに、ミライースにはモダンレトロ以外のコンセプト、近未来的な何かを感じさせる角度で切り込んでいってほしいものです。

2017年第45回東京モーターショー、第10回大阪モーターショーが今から楽しみです。

arukidapon: