「TANK タンク/ROOMY ルーミー/THOR トール/JUSTY ジャスティ」2016年~現行 (さおり著)

TANKはホントにbB後継なの?

軽自動車ではちょっと手狭かな?と思う人向け、という意味では一緒だけれどもコンセプトはだいぶ違うトヨタのタンクorルーミーorスバルのジャスティorダイハツトール。

ここでは「タンク」としてご紹介しますね♪

 



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遡ること10年。

bBなんて東京モーターショーのコンセプトカーのときは黄金虫のように輝いていて、何かスピーカーがいっぱいあって「ちょい悪」を目指す人向けだったそうだから、そりゃあ「タンク」は違うわけです。

完全なファミリーカーです

もう、使い勝手は最高です。
ご主人と奥様、そして新しいお子さまが生まれるかも知れない、あるいは小さなお子さまがお一人、いらっしゃるご家庭にはぴったり。

後でご紹介する内装のお写真に写っている牛乳パックなんかはメーカー側の備品に付いていましたから、いかにファミリーを意識しているかが分かります。

500mlペットボトルだけでなく、500ml紙パックも置けちゃうなんて、そうなかなか、ありません。

ちなみに、
・トヨタ「TANK=タンク」(トヨペット・ネッツトヨタで取り扱い)
・トヨタ「ROOMY=ルーミー」(トヨタ自動車・トヨタカローラで取り扱い)
・ダイハツ「THOR=トール」
・スバル「JUSTY=ジャスティ」
すべて同じ車です。

同装備なら同価格ですので、とりあえず、お気に入りのフロントフェイスのお車を見に行ってはいかがでしょう?

値引きについては後ほど書きますね。

3社から売り出されたこの商品、じつはダイハツ製です。
エンジンはダイハツ、ボディもダイハツ。
つまり、全部ダイハツのお車なのです。
さすが、トヨタはダイハツを完全子会社化しただけあって販売したい車種は持っていってしまいます・・・。

そもそも、なぜトヨタは系列全店で取り扱うほど頑張っているのでしょう?

それはスズキ「ソリオ」の存在。

「ソリオ」はワゴンRなどのトール系の軽自動車では手狭になってきたとおっしゃる30代~40代のご家族がよくご購入なさるのです。
しかも、なぜかライバル不在でした。当然、そこに割って入るのがビジネスというもの。

トヨタは子会社であるダイハツに早急に打倒「ソリオ」が可能な車種の投入を命じたそうです。

開発期間も2年足らずしか与えないという無茶振り・・・。

同時期に発売された「CH-R」のような目新しさがないのは仕方ないことでしょう。

 

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それでも、一昔前のコンパクトカーのハンドル感覚とは決別した自然な応答を実現しているのがさすがです。

60度くらい回したあたりから、ちょっと硬くなって「グイッ」と力を入れる必要があるのは玉に瑕。

でも回した角度とタイヤの向きは女性の私でも掴みやすかったので、とても運転しやすいです。ここ、大事です。

後部座席を倒してフラットにしたら広大なスペースが出現。

自転車も一緒に乗れちゃうから、習い事の行きしなは自転車で、帰りはお子さまと自転車をピックアップなんて芸当もできてしまいます。

荷室の床面の低さもポイント

ちょっと重い荷物の積み込みも女性一人でできてしまいます。

ソリオと比較したら、すこしですが、低く出来ていました。

2列目シートを70度も倒せるところも56度の「ソリオ」より上。
お子様が寝てしまったときに重宝しそうな機能です。

こういうところが後発の有利さですね♪

車内も「ソリオ」より広い!

それもそのはず、ソリオの全幅1,625mmより45mmもワイドな1,670mm。

やはり後発だけに見た目の比較では「タンク」かな・・・。

 

次ページは>>>
「走りで“ソリオ”と比べたら?」
「衝突軽減ブレーキもダイハツ製」です。

「ムーヴ・キャンバス」 2016年~現行

キャンバスは老若女の心に響きます

キャンバスは”canbus”と書きます。
あれ?”canvas”じゃない?
私は”hastler”のときみたいに勘違いしていたのかしら、と思ったら造語だったのですね^^。
can=何でもできる bus=バスのように便利な車 って意味合いなのかな?

さて、そのcanbus=キャンバス。
CMでも取り上げられている2トーン、パッと見た瞬間「あ。可愛いの出た」って思った女性、多いのではないでしょうか?

イメージキャラクターの高畑充希さんもぴったり合っていました。



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ただ、このCM、弊社男性スタッフの受けはかなり、悪かったんです。
「これ、男女の立場逆だったら放送中止レベルでしょ」みたいな言われよう。

ほんと、みんな、かなり本気(?)っぽいので、下に高畑充希さんの台詞を書き出してみました。
4パターンとも彼氏役は違う俳優さんで、高畑充希さん演じる彼女(婚約くらいはしている設定)が、彼氏にダメ出しする設定です。
ダメ出しした後に、彼氏に不満のあなたもキャンバスには大満足でしょ?というCMです。

パターン1.
自分に自信のありそうな(詩人っぽく酔ってそうな?)彼から「前を向いて歩こう。俺たちの未来のために」と言われて、
「私、前だけ見て頑張れっていう人って無責任だと思うの」
・ナビ画面に映るパノラマモニターで真上から自分の車を見ているような感覚で駐車もラクラク♪

パターン2.
ちょっとお金持ちそうな年上男性に、
「なんか。ごめん。私、めんどくさい人、無理なの」
「無理をしている君が好きって言ったら?」
「そういうとこなのっ」
・両サイドにスライドドアを搭載。便利でしょ♪

パターン3.
若いイケメン君に対して、
「なんか、ごめんね。私、見た目だけで好きになるほど子供じゃないのよ」
・キャンバスは外観はもちろん、素敵。でも、中身(インテリアがお洒落とか使いやすいとか)はもっと、素敵ですよ♪

パターン4.
シンガーを目指して十数年、みたいな彼氏に、
「なんかごめんね。あなたといても先が見えてこないの」
・ハンドルの切れ角に合わせてヘッドランプも左右に動くから、カーブの先も見渡せる♪

うぅ。文字にして書いてみると、確かに男性陣の言うことも分からなくないかな・・・。
特に脈絡もなく、男性を貶してますからね。。
15秒間のCMという限られた時間内とはいえ、男性が気分よくないのは、女性の私でも分かります。
>>>下に続きます。



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たぶん、それもこれもダイハツの戦略ではないでしょうか?
この“ムーブキャンバス”は男性に訴えかける必要性はゼロ=0。
CMで多少の男性蔑視があっても、放送中止には追い込まれない(たしかに逆はコワイ)。
いろいろ計算済で放送したのだと思います。

>>>次ページは「乗り心地を一言で言い表わすなら・・・重っ。なんで?」です。

次期ミライースはどうなるのか?

次期ミラーイースの発売時期

2011年に現行モデルが発売され、早6年が経過。
そろそろ、次期モデルが披露されても良さそうな頃合が近づいてきました。

2015年第44回東京モーターショーにて<D-base(ディーベース)>という名のコンセプトカーが登場しましたが、おそらくこれが、次期ミライースを示唆するものだと思われます(上記画像)。

2017年第45回東京モーターショーにて、ほぼ市販車の状態でのお披露目がなされるのは間違いないでしょう。そして、気になる発売時期は2017年末~2018年初頭だと言われています。
>>>下に続きます。



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大きな変更点は?

初代ミライースの機能はそのままに居住性を高め、かつ燃費をさらなる高みへ引き上げるというのが主なコンセプトのようです。

居住性については現行モデルでも決して悪くはありませんが、ハイトワゴン(背の高いボックス型)と比較されると太刀打ちできませんでした。
これを打開すべく全高(車の高さ)を上げるという作戦のようです。
全高を上げると、走行時の空気抵抗は想像以上に増しますが、これを補うのが低重心ボディ。
プラットフォームに何らかの変更を加えてくるのは明らかです。

ダイハツはトヨタ自動車の完全子会社ですから、4代目プリウスに初搭載された“TNGA”プラットフォームの技術を使ったものが登場する可能性は高いです。
“TNGA”プラットフォームは、軽量かつ剛性があり、低重心に仕上がる特徴があるので、全高を少々上げても、なお燃費向上できるのでしょう。

現行モデルでも充分、魅力的な燃費(JC08モード:35.0km/L)とはいえ、強力なライバルが2014年12月に登場しているので呑気なことを言っていられない現実があります。
>>>下に続きます。



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それはスズキ「アルト」。JC08モード:37.0km/Lです。約5%上回る数値です。

カタログ燃費は、自動車ファンではない購入層にはとても大きな意味を持つ数字なので、わずかでも見過ごすわけにはいきません。
実際、高級を謳っている車種以外のモデルはホームページのトップに「○○km/L !」と記載があるのが常です。
おそらく、次期ミライースは、40km/Lという数字を出してくるのではないか、と思われます。

数字の妙というのは恐ろしいものです。
39km/Lではインパクトに乏しく、ぎりぎり40km/Lに届かなかったという技術の限界も感じざるを得ません。
さらに、アルトのモデルチェンジや、その他の新型車種が40km/Lという数字を掲げてきた場合、またもや劣勢に追い込まれることを考えるとJC08モード:40km/Lは至上命令でしょう。

次ページは>>>「JC08モード:40km/Lを超える秘策とは?」です。

「ミラ イース」 2011年~2017年 (さおり著)

ミライース☆弊社ボンゴの代わりに登場した新星

弊社、田舎のまた辺鄙なところに所在地があるため、最寄の駅まで送迎すること、多いんです。

先代のボンゴがついに20万キロを超え、しかもスタッフが畦道で片輪を踏み外しちゃったためシャフトが曲がったとかで、新たにお客様送迎用に購入した社用車が<ミラ イース(Mira e-s)>。

私が入社したときは、まだボンゴでしたので送迎のたびに何だか引け目に感じるというか・・・。
だって、送迎ボンゴって変じゃないですか?

社長には一回も言ってませんけど。。
「送迎に高級車使ってみろ、それ以下の車を試乗したら悪く感じるだろ?」と、得意満面に言ってたことがあるので、社員一同、まあ言うまいっていう雰囲気だったものです^^。



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つまり、ミライースは乗り心地が余り良くない自動車代表として弊社に入ってきたわけで・・・。確か木村カエラさんのご主人の映太さんがCMしてたっけ?<第3のエコカー>って。ちなみに第1、第2のエコカーはハイブリッド車と電気自動車のことです。第3といえば、第4のエコカー。

早く、水素燃料の自動車が出ないかなあ、と思ってたらトランプ政権のおかげでEV一色になりそうな予感・・・。

ドライブしてみて、あっと、驚くミライース

その、第3のエコカーが入庫したとき、私は「商用車のボンゴから乗用車にチェンジだし、ちょっとはマシかな」くらいの軽い気持ちでした。

外観なんか普通の軽自動車だし。正直、パッとしません。
内装も纏まってはいますが、質感を語るほどではないし。

計器盤のデジタルがくっきり見やすいのは、やっぱり日本の車だな、と初めてシートに座ったとき感心したのは覚えています。
まあ、でも走りは普通の軽自動車なんだろうな、と思ってました。踏んでもなかなか思った速度が出ない、みたいな。

ところがっ!です。

何、この乗り心地の良さ。
658cc、しかもターボでもないのに、粛々と回るエンジン。
大人4名乗車で高速道路80km/hでも平気です。
軽自動車にしては・・・とか、そういうレベルじゃないのがスゴイ・・・。

走りなら1,000ccクラスのコンパクトカーと比較してもいい勝負します。
どころか、勝ってしまうかも?

だって直進だってブレないし、なぜか凸凹道を走ったときの突き上げの吸収も絶妙。
その上、最小回転半径4.4mと、小回りは抜群で全幅1,475mmですから、狭い道なんてどんなコンパクトカーにも負けません♪

大きめの車を検討している方は騙されたと思って、一度、軽自動車に乗ってみてください^^。
普段、車幅や回転半径にストレスを感じていることが分かるハズです。

エンジン音も、ダイハツは一番、肌理が細かいというか振動が少なくて個人的にはNo.1です。
気筒数が減ってくると(軽自動車は3気筒。

普通乗用車は4気筒~)エンジン音がガサツになってくるものですが、そんなネガティブな要素もなし。

高速道路も、なぜか問題なくこなします。
ほんと、軽自動車とは思えない難なくこなす高速走行。
極めてフラット(走行時、ゆらゆら揺れたり、微振動がないこと)なのはどうしたことでしょう?

そういえば、街中でのフワフワ感は少なかったのでそれが効いているに違いありません。
でも、街中でも決して硬すぎるってことはないですよ。

ご安心あれ♪

ハンドルは硬すぎず柔らかすぎず、いい意味で“普通”です。
初期動作に対して反応が良すぎるなんてこともないし、遅すぎもない。
ううん・・・なかなか褒めるのって難しいですね。
スポーティな感じだと褒めやすいのですけど。

アイドリングストップ機能もスゴイんです。その名は「新エコアイドル」。
11km/h以下になるとエンジンが切れ、そのまま、停車。

そして、ハンドルを切るかブレーキペダルを離すとエンジンが再始動するシステム。
これまた、スムースきわまりないです。

欧州車は、アイドリングストップからの再始動で大きな振動が伝わってくるモデルが多いので是非、ミライースを見習ってほしいです。

渋滞時、駐車時、坂道ではアイドリングストップしないという機能も搭載。
細かいところにも配慮があるので今までどおり普通に乗っていればいいわけです。
嬉しいですね。



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本当に魔法にかかったような車。ミライース。
それなのに、自動車評論家さんは、「軽自動車にしては、まあ、普通」みたいなやる気ないコメント多くないですか?!

自動車評論家さんのコメントって軽自動車をちょっとバカにしてるっていうか、「あなた、超高級車いっぱい乗ってて感覚おかしくなってない?」って疑問を感じることが多いので、特に軽自動車の批評は私みたいな一般庶民の感覚とは全く違うと思います(断言)。

次ページは>>>「衝突軽減ブレーキについて」「値引き情報」です。