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マイルドハイブリッドという先見の明
数は少ないですが、マイルドハイブリッドという異端児を設定していたのも、この170系。
2001年8月~2003年11月の2年余りのみの製造でした。
アイドリングストップ用だけの36Vバッテリーを積んでいて、アイドリングストップからの再始動の振動は2018年現在、フルハイブリッド車以外の、いかなる車よりも少ないです。
これは・・・凄いです。
しかし、そのスムースな再始動を味わう為だけのバッテリー、動力アシストは初動1mあるかないかという代物でした。
もし、ご購入検討される場合は必ず、36Vバッテリーを一度は交換しているか確認をお願いいたします。
寿命は7,8年~10年。
交換した形跡がなければ、値引きよりも「36Vバッテリー無償交換してくれたら買う」と、おっしゃってみてください。
ちなみに、有償ですと、価格は何と50,000円也。
おそらく純正しか手に入らないので、どこでも、お値段は同じだと思います。
それ以外の維持費はノーマル3,000ccと変わりません。
上記画像はマイルドハイブリッドのメーターです。
ガソリン単体モデルを狙うのであれば、2,500ccと3,000ccのトルクの差は、はっきり感じますので、できれば3,000ccを。
直列エンジンは、静粛性ではV型エンジンより有利ですが、燃費面で不利とされているので、今後、発売される車にはなかなか搭載されないでしょう。
ご参考までに実燃費は、というと街中7km/L、郊外9km/L、高速12km/Lです。
2,500ccと3,000ccの燃費の差はほとんどありません。
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諸々、書いて参りましたが、結局、日本の道は、これでいいんじゃないのか?今、安いし。
というのが、僕の持論です。
中古車価格も“こなれる”を通り越して、持ってけ泥棒価格を提示しているお店も少なくないのではないでしょうか?
たいへん、オススメです。
実は、薄いグリーンも設定されていた170系。
「お爺さんのような」と揶揄され続けた“ツートーン”も、これで最後でした。
2018年発売「クラウン」の最高峰
Gエグゼクティブの試乗記は>>>こちら
1999年当時の新車価格表 |
|
---|---|
ロイヤルエクストラ2500cc | 3,120,000円 |
ロイヤルサルーン2,500cc | 3,400,000円 |
ロイヤルサルーン3,000cc | 3,820,000円 |
ロイヤルサルーンG 3,000cc | 4,320,000円 |
マイルドハイブリッド | 3,970,000円 |
マイルドハイブリッドU-package | 4,420,000円 |
○170系「クラウン」ロイヤル/アスリート評価表○
≪非常に良い・良い・普通・悪い・非常に悪いの5段階で評価しています≫
総合評価 | 非常に良い |
運転楽しい度 | 普通 |
後席居住性 | 非常に良い |
リセール価値 | ※※※ |
故障のしにくさ | 非常に良い |
部品の安さ | 良い |
○主なスペック○
エンジン:水冷直列6気筒DOHC(筒内直接燃料噴射装置D-4搭載) 2,500cc・3,000cc
最高出力(ネット値):162kW(220PS)/5,600r.p.m(3,000cc)
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
タンク容量:70L
10.15モード:11.6km/L(2,500cc)、11.4km/L(3,000cc)
13.0km/L(3,000ccマイルドハイブリッド)
全長4,820mm 全幅1,765mm 全高1,455~1,465mm