究極のファミリーカー
マツダは宣伝文句にそんな言葉は使っていませんが、「CX-8」には最高のファミリーカーと言っても良いレベルの快適さがあります。
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ミニバンを除くと、自動車というのは2列目以降(セダンでいうと後席)の居住性が助手席を上回ることは、まあ、ありません。
あえて挙げるなら、かつての「クラウンマジェスタ」のようなショーファーカー系でしょうか。
220系「クラウン」だって、後席は快適ですがリクライニングが付いているのはGグレードとエグゼクティブグレードだけという。
しかし、「CX-8」には言うなら、豪華な助手席が3席用意されているのです。
つまり、ご夫婦と子供1人or2人というご家庭では誰も不満がなく乗車できます。
そうです。
奥様も満足がいくのに、ご主人もきっと満足のいく出来栄えです。
エンジンは3択
リーズナブルな2,500ccガソリン
パワーの2,200ccディーゼルターボ
最適な2,500ccガソリンターボ
上記2つが駄目というわけではありません。
しかし、2018年マイナーチェンジで追加されたターボモデルが「CX-8」には一番、合っているかな、と思います。
SUVのようなワイルドさはない商品なのでディーゼルの荒々しいエンジンサウンドは少しばかりマイナスポイントだと僕は捉えました。
一人で乗るならディーゼルターボのトルクは楽しいのですが、そんなことを考えてこの車を選ぶ人はいないでしょう。
やはり求めるのは快適性、静粛性。
ディーゼルのエンジン音は低速時、車内に入ってきますから、その部分でガソリンモデルは優位。
さらにCX-8級のSUV車重を引っ張るには、やはりターボの力はあったほうが楽です。
特に中間加速が欲しいとき、それもやや勾配のある道などでもノンターボでは少々、苦しげに登っていくのがターボモデルでは緩和されます。
ノンターボに較べて約100kgも重いのは全く問題にしません。
単純にパワーアップしただけのように感じます。
弊社では珍しい「CX-8」から「CX-8」への乗り換えのお客様もいらっしゃいました。
ちなみに、ガソリンノンターボ→ガソリンターボでした。
駄目なところは?
特にガソリンモデルの燃費は優秀とは言えません。
ノンターボモデル、ターボモデルにかかわらず渋滞にハマると10km/Lを切ってしまうこともあります。
ただ、巡行燃費は良いので、都内で平均的な使い方をしたら10km/Lを下回ることはなさそうです。
レギュラーガソリンだというのも嬉しいです。
あと、ダメなところ、ではないかも知れませんが見た目通り、やはり車体の大きさは気を使うことはあるでしょう。
横幅は1,840mmと「CX-5」と全く同じなのですが、全長が「CX-5」の4,545mmに対して355mm長い4,900mm。
最小半径は5.8m。
数字は悪くありませんが、ホイールベース2,930mmのせいかUターンや、厳しいカーブの連続した道は少々、やりにくさは感じます。
あと、ミニバンと違い、ボンネットが長いので車幅が掴みづらく路地などでは苦労も…。
最後にもう一つ。
2019年秋~「マツダ3」に搭載されるスカイアクティブGエンジンがいつ「CX-8」に搭載されるのか分からないので、買い時に迷う、という点も挙げておきましょう。
ちなみにスカイアクティブGエンジンは燃焼効率が非常に良い新型のエンジン。
期待しているお客さまも多いです。
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