日常使いもできると謳うが･･･

カタログにも、それを思わせる写真が見開きで紹介されています。

パーティ会場から出てくる妻と娘。
それを出迎える夫（レーシングスーツ姿）と小さな息子。
サーキット走行の帰り、「GS-F」は、ファミリーカーに変身します。

そういう図式。
みなさん、幸せそうです。

いやいや･･･。いや！
それはないです。絶対にない。
街中での乗り心地は、相当に悪いこと請け合いです。

ご主人にとっては、サーキットまで自走可能なレーシングカー、愛着のあるパートナーでしょうが、こんなもの奥様からしたら、
『初期アクアのほうが乗り心地いいじゃない！』（←奥様もよくよくマニアック）と、馬鹿にされるでしょう。

どうしても購入したい場合は先にBMWのディーラーに二人で出かけましょう。
そして、BMWの“M”の助手席に奥様に乗っていただきましょう。

「GS-F」の話はそれからです。

「GS-F」に値引きはあるのか？

どうやら、無いようです。
ノーマル「GS」も値引きは厳しいですが、「GS-F」付属品サービスも付けてくれないようです。

11,110,000円の商品で値引きゼロでは、なかなか売れないのでは？というのは年収350万円自動車営業マンの戯言でした。

月販台数300台クラスの「GS」において、実に1割の30台が「GS-F」だそうです･･･。
「GS」の中では後発とはいえ、良い数字なのではないでしょうか。

ちなみに月販台数（普通自動車に限る）1位は10,000台を軽く越える世の中。
「CH-R」のような300万円台の商品がそれだけ売れているのか、と驚くようでは、まだまだ、ということでしょう。

○関連記事ご紹介

先代（？）はISでした。
「IS-F」の試乗記は
>>>こちら

公道最速は「GS450h」
試乗記は>>>こちら

同じV8 5,000cc。
美しい日本のクーペ
試乗記は>>>こちら

○10系「GS-F」評価表○
≪非常に良い・良い・普通・悪い・非常に悪いの5段階で評価しています≫