次期 /新型 3シリーズ BMW 7代目 2019年 発売日 日本販売価格

日本発売日は?

2018年パリモーターショーで正式発表された新型3シリーズ(G20)。

弊社でも3シリーズは売れ筋ですので、動向が気になっていました。

で、バイヤーに会うついでにパリモーターショーに行ってみました(もちろん一般枠)。

 



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発売日は欧州では2019年3月9日に決定しています。

BMWジャパンの関係者に話を伺うと、日本での発売は2019年4月で調整中だそうです。

シート形状ですとか、場合によってはリアランプの位置を日本に適合させる必要があるし、ナンバープレートの大きさも違いますから日本専用のプレスラインも設けなければいけません。

その一部を聞いているだけでも、欧州車が割高になってしまうのは仕方のないことだな、と思わされます。

それにしても、新型発表から半年以上もの間、旧型(F30)を現行モデルとして販売しなければならないという…。

おそらく、オプションてんこ盛りの特別仕様車を、超特別価格(およそ120万円引)で提供するしか凌ぐ方法はないでしょう。

次期3シリーズ 現行との大きさ比較

従来型(F30)3シリーズ
全長4,645mm 全幅1,800mm 全高1,430mm

次期(G20)3シリーズ
全長4709mm  全幅1827mm  全高1442mm
 

ホイールベースは41mm長い2851mmに延長されます。
全高は増していますが、重心は10mm下がっているそう。

前後重量配分50:50も守られているので、ご安心を。

実車を見た感想は、
『大きくなっているな』
『5シリーズに似ているな』
でした。

体積が増したようなフォルムなので、とても重厚感があります。

かといって‛ずんぐり’したようなボディとも思わなかったので、これまで3シリーズを乗り継いできた方には魅力的に映ると思います。

安全装備は?

ヘッドランプはLEDが標準です。

またオプションで530m先まで照らせるレーザーライトも用意されるとか。

距離は充分すぎるとして、対向車に配慮できるアウディのマトリクスヘッドランプのような技術も新搭載なのでしょうか?

オペレーティングシステムは当然ながら最新の7.0を採用。

BMWはナビ系統の使い勝手が良いとは言えないので、是非とも進化のほどを知らしめてほしいところです。

安全運転支援システムは、車線逸脱警報と昼間自転車検知する緊急自動ブレーキが全車に標準装備されます。

アクティブクルーズコントロール(ACC)やレーンキーピングアシスト機能は欧州ではオプション扱いですが、日本市場で勝負するには価格を上乗せしても標準扱いのほうが良いと思いますが、どうでしょうか?

日本導入されるエンジンは?

まず、欧州で用意されるものをご紹介します。

全5種。

「320i」2,000cc 直列4気筒ターボ(最高出力184ps)
予想価格5,500,000円~(従来より35万円高)

「330i」2,000cc 直列4気筒ターボ(最高出力258ps)
予想価格6,800,000円~(従来より25万円高)

「318d」2,000cc 直列4気筒ターボ(最高出力150ps)
予想価格4,500,000円~

「320d」2,000cc 直列4気筒ターボ(最高出力190ps)
予想価格5,600,000円~(従来より30万円高)

「330d」3,000cc直列6気筒ターボ(最高出力265ps)
予想価格8,300,000円~

 

 

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一応、すべてのモデルが日本でも購入可能となるようです。

ただし、「330i」と「330d」は正規ディーラーが在庫で持たない可能性が高いため、納期には半年程度、掛かるでしょう。

すべてのエンジンがユーロ6の排ガス規制に対応しているそうです。
さすがに欧州勢の不正連発事件の後だけに大丈夫かな、と。

トランスミッションは8速ATを搭載。
また、「318d」と「320d」には6速MTも用意されるというから楽しみです。

ただ、日本には在庫車としてMTを仕入れることが余りないので、値引きが厳しい状況は次期型も同じでしょう。

以下にF30モデル各種の試乗記もございますので、よかったらご覧ください。

 

○関連記事ご紹介

第5作ローグネイションではM3が活躍!
さて、第6作は?
特別仕様車も登場
詳しくは>>>こちら

 


味付けはBMW風?
2018年製のクラウンターボも
魅力的!
試乗記は>>>こちら

 

〇BMW 3シリーズ F30モデル 試乗記一覧

エンジンは回してこそっ!「318i」の魅力は、
>>>こちら

MCで進化しすぎ?!な「320i」については
>>>こちら

こちらも2015年以降モデルで進化「320d」
>>>こちら

名車薄命?「340i」を乗り継いだ方にインタビュー
>>>こちら

 

「X2 xDrive20i Msport X」 F39型 2018年-現行(さおり著)

18iと20i、どちらが‘買い’?

キドニーって腎臓っていう意味らしんですけど、全然、腎臓っぽくないキドニーグリルの「X2」です。
でも、カッコいいのでOKです(笑)。

この「X2」、ボディの形は同じでも中身は相当、違ってて、まず「18i」には前輪駆動しか用意されていないです。
逆に「20i」は4輪駆動のみ。

価格差約40万円。
ノーマルの「18i」でも値引きがなければ、乗り出しに500万円近く掛かることを考えると「18i」を選ぶメリットも何かなければいけませんよね?

最初、弊社に‘試乗車兼商品’として入ってきたのが「sDrive18i」でした。

比較することなく乗ってて『良いな』と思ったところは‘軽快感’かな。

BMWの中では数字でお分かりのように大きくはない車種なんですけど、弱小中古車屋さんで働く私からしたら割と大きな車なんです。

それでも、軽快なフットワークと言いましょうか、ちょっとアクセルを多めに踏みたくなってしまう楽しい車でした。

大きく見えても、
全長4,375mm×全幅1,825mm×全高1,535mm。
何とマンションのいわゆる普通の1,550mm以内の立体駐車場の高さをクリアしているのです。

そういえば、先代でしたっけ、3シリーズの全幅が大きくなったとき、日本仕様には全幅を抑えるような工夫をしてくれたんでしたっけ。
たしかサイドミラーの厚みを削ってくれた、とか。

日本の立体駐車場に入るサイズを意識してるのかなあ、とか考えるとちょっと嬉しいですね^^。

とはいえ、「318i」「320i」「320d」 の1,430mm~と比較すると、10cmも背が高く、つまりそれだけ腰高、なはず。

ところが、全然~♪

アイポイントはやや高めなので運転のしやすさはあるのに、腰高感はありません。

価格帯が違うので比べると申し訳ないのですが、全高1,690mmのトヨタ「ハリアー」なんかは交差点で曲がるくらいでも横G(おおげさ?)が軽く掛かるようなときがあります。

たぶん、この「X2」くらいまでの全高なら車体の‘ぐらつき’は相当、コントロールできるんじゃないでしょうか?
「X1」とも随分、違う安定感があります。

 



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反対に『悪い』と思ったところ。

一つ目はエンジン音かなあ。500万円レベルにしてはちょっとザラザラ、というか、ガラガラ、みたいな安っぽい感じがします。

あと、フロントガラスが寝すぎ(?)。
バックミラーは普通の大きさでぶら下がっているから、視界の邪魔になるような・・・。
これ、トヨタ「CH-R」もそんな感じだったので、慣れると何とも思わないのかなぁ。

18iと20iを比較すると

20iのほうはMsportとの比較。

いわばベーシックグレードと最上級グレード比較ということになります。

ううん、やっぱりパワーは素人の私でも分かるくらい違いますね。。

踏み込んでいった時のスピード自体に大差はないんですが、エンジンの回転数が違いますし、気筒数も一つ違うだけで随分、音も違います。

日本では3気筒っていうと軽自動車くらいですもんね。
さすがに3気筒では一般道でも余裕たっぷりに、というわけにはいきません。

ただ、回りっぱなしという点のメリットもあるようです。

それは中間加速。

中間、といっても20km/h~40km/hで一般道を流していたときに踏み込んだくらいです。

そこでの「20i」はまさしく古き良き(?)昔の‘ドッカンターボ’風。
VW製のターボエンジンやトヨタ「クラウン」に積まれたターボとは全く違う反応です。

たぶん、速いのはBMWのほうなのかな?
上品さ、とか、滑らかさ、ございません。
『速けりゃいいでしょ?』みたいに飛び出します。
そんなフィーリングは好き嫌いの分かれるところ。

どちらの感じが好きになっても、反対のほうは嫌いになるみたいで、社内の男性陣の意見は二分しています。

次ページは>>>
「18iの1,500cc、20iの1,998cc、エンジン比較です」

ミッションインポッシブル仕様「5シリーズ 」7th G30/G31/G32型(さおり著)

フォールアウト仕様が限定発売

ちゅうい!以下、映画のネタバレを含みます。

台数限定として発売されたわけではありません。

ただ、2018年内に受注した分だけのようですので、気になる方は早めにディーラーに足を運んでみてくださいね。

わりと展示車もあるみたいです。

第4作“ゴーストプロトコル”で、「i8」のプロトタイプが登場し、スクリーンを飾ったのがBMWの映画「ミッションインポッシブル」デビューです。

その他、6シリーズカブリオレや、1シリーズ、どこにでもなぜかBMWが停まっていて、そして、走っている謎の世界観ですが、まあ、カッコいいから許しちゃいましょう^^。

“ゴーストプロトコル”では、1シリーズのエアバッグの安全性までアピールする徹底ぶりでした(笑)。

第5作ではM3セダンがド派手なカーチェイスを披露。
後ろ向きにダイブするのは初めて見ました!

第6作“フォールアウト”でもカーチェイスがありますが、活躍するのは5シリーズの1986年製。
いったい、いつのBMW?と思って、社内で聞いてみたら男性陣、即答でした!

やっぱり皆、車、お好きなんですね^0^。

劇中、

「これからはもっと大きな車を用意しろよ!」

なんていう台詞が用意されていて、
暗に86年の5シリーズより、大型化した2018年の5シリーズを持ち上げる工夫までしてくれます(笑)。

肝心の現行5シリーズの登場は主に前半部分。

サイモンペッグ演じるベンジーがipadみたいなのを操ります。
すると、ドリフトしながら無人の5シリーズが、痺れるほど恰好よく登場!

あと、トムクルーズ演じるイーサンハントが夜の空港に出向くシーン。
車を降りるのにライトは付けっ放しという^^。
これまたカッコいいから許します。

BMWはミッションインポッシブルに幾ら払っているの?

金額はもちろん公開はされていません。

おそらくBMWの契約金は20億円以上だとか・・・。
あ。当初、私、かんちがいしてましたが、BMWが使ってもらうのに映画側に数十億払うそうです。

考えたら、DVDやブルーレイも発売されるし、これだけ有名な連作ですから、効果は抜群でしょうね。

F1に参戦するよりリーズナブルかも?

 



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007でも“ゴールデンアイ”“トゥモローネバーダイズ”“ワールドイズノットイナフ”に登場し、“ワールド~”に登場した「Z8」は今や高騰する一方です。

映画で使用されていなければ風化していった可能性が高いのではないでしょうか。

アストンマーチンだってジェームズボンドが21世紀になってからも、自家用車として「DB5」に乗っている設定だったり、ギャンブルで取り上げた車がたまたま「DB5」だったりするから、コネリーさん当時のファンの方も若い方も「DB5」は憧れの車になっているんですよね!

どこが特別仕様?

非常に残念なお知らせです。。

冒頭の画像は523系の普通のBMW”ミッションインポッシブル特別仕様車”。
ホイール部分は真っ黒ですよね。

そして、後でお見せする映画のワンシーンでもご確認いただけますが、M5の”ミッションインポッシブル特別仕様車”には

M ライト・アロイ・ホイール・Yスポーク・スタイリング789M

が奢られます。

このモデルだけのための特注品だとか・・・。

お写真はこちら。

青色に輝くブレーキキャリパーがまた美しい。

しかも!
ボディーカラーは、映画に登場するM5と同じシンガポールグレーなのです。

通常の“ミッションインポッシブル特別仕様車”のボディ色はブラックサファイア。

この格差は何?全然、映画と違うじゃない?!
ボディーカラーくらい映画仕様にしてよ~(泣)。


ちなみにM5の特別仕様車のお値段は19,640,000

そして、以下がノーマルBMWの特別仕様車のお値段。

523i  7,950,000円(セダン)
523i  8,280,000円(ツーリング)
523d  8,200,000円(セダン)
523d  8,530,000円(ツーリング)

半額以下だから仕方ないのかなあ・・・。

ほとんどの方が523iか523dを頑張って購入なさっているだけに、すこし残念です。

それでも、これだけ↓↓↓の特別仕様なので、気分だけでもトムクルーズ=イーサンハントになってみます?

○ BMW M Performance ブラック・キドニー・グリル ブラック・サファイア
○ BMW Individual ピアノ・フィニッシュ・ブラック・トリム
○ M ライト・アロイ・ホイール・ダブルスポーク・スタイリング664Mブラック
○ harman/kardon サラウンド・サウンド・システム
○専用インテリア・バッジ(MISSION: IMPOSSIBLEロゴ入り)
・ハイライン・パッケージ
・ランバー・サポート
・ シート・ヒーティング(フロント/リア)
・ダコタ・レザー・シート

値引きはしてくれるの?

値引きは通常の523系は50万円引きも夢ではありませんが、特別仕様車の値引きはほとんどしてくれません。10万円~くらいです。
ちなみに在庫車なら70万円引き以上もしてくれるのは3シリーズ。
ご家族のいらっしゃらない方には迷わず3シリーズをオススメしています。

 



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○関連記事

ジャーナリストは書かないけれど、
この振動は許してよいものか・・・
「523d」の試乗記は
>>>こちら

 

ラグジュアリーに乗るなら
こっちかな?
「523i」試乗記は
>>>こちら

 

とうとうシルキーシックスと呼ばれた
BMW直列6気筒はこのモデルだけ。
「540i」の所有者の方にお話を伺いました。
>>>こちら

 

BMW「MINI=ミニ クロスカントリー F60」2016年-現行 試乗評価 さおり著



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「MINI」クロスカントリーは可愛さもUP?


いかがですか、このブルー。
ホワイトのラインがまた可愛いです。
見た目だけではありませんよ。

お子さんがいらっしゃるご夫婦でも、こちらのミニならミニじゃないので大丈夫(笑)。
後部座席の居住スペースもしっかり作られています。
質感も前後席で変わらないのがまた良いですね♪

足元スペースだけに限ると、わずかながらクラブマン>クロスオーバーですけど、頭上空間も含めるとクロスオーバー≧クラブマン。

4名の快適な空間がきちんと用意されているので、ご夫婦と小学生3,4年生くらいまでのお子さん二人だったら何とかなりそう。
ただ、荷室は広くはないので、ベビーカーが必要なときは厳しいかも。

でも、待ってください。
ベビーカーって2歳半くらいまでしか使わないし、お子さんの成長ってホントに早い(そして、私はあっという間に30代、、)
それに大きなショッピングモールだとキャラクターカートもあるし、ベビーカーは車に乗せっぱなしだったっていう話も聞きます。
案外、どうにかなるものです。

お子さまが小さいうちの価値観でお車をご購入なさってしまい「ちょっと早まったかなあ」なんていうお声は、お客様から多くお聞きしますので、よーく考えてくださいね。

つまり、どうしても欲しい車があったら、そこそこ居住性を満たしてたら“買い”ってことで!

4人家族でVW「ビートル」をお乗りの方もいらっしゃるくらいです(正直、これは無理があるかも、ですが)

重さのネガは感じない?!

どっしりと重厚感があるのは外観だけではありません。
運転してみても、ちゃんと感じますよ♪

最近のミニは軽快さよりも高級感を演出するようになってきたので、クロスオーバーにはそれが合っているのか、なかなかの乗り心地です。

重量比較すると、3door「ミニ」が1,200kgに対して「クロスオーバー」は1,540kg。
340kgのネガを感じさせないのは、すばらしいと思います。

後部座席に限っていえば、4WDのほうが落ち着きがあります。
2WDは運転席、助手席では、感じない上下動が後部座席では出てしまっています



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運転はしやすいの?

ミニと聞くと運転しやすいイメージありますよね?
でも「クロスオーバー」はちょっと癖があるかも。

運転席から見ると、ボンネットが高い位置にあるのでミニバンのように見晴らしの良い景色が広がらないんです(私は163cm)。

あと、ステアリング。
MINIの中では柔らかめとはいえ、それでも女の私にはハンドルが硬くて、しかも、回してもあまり曲がりません。
昔のFF(前輪駆動)の車は乗ったら小回りが利かないので私でも分かるんですけど、この「クロスオーバー」も、そんな感じ。

小回りが利いてキュンキュン曲がってくれる快感はありません。

まあでも、細かいカーブじゃなければ、特に差し障りはないので、普通に使うぶんには「ちょっとハンドル硬いかな」くらいで、慣れたら問題ないかも。

ディーゼルだから、エンジントラブルは比較的少ない車種です。
特有の粗っぽい音も「クロスカントリー」にはミニシリーズで一番、合っていると思います!

下に価格表、諸元表もありますので、よかったら覗いてみてくださいね。

値引き情報

ライバル不在なので、値引きは、ほとんどしてくれません・・・。
BMWと違い、ミニブランドはホント値引きは厳しいんです。
オプション多数で、500万円を軽く超えたら、5万円~くらいはサービスしてくれるかな。
新車がご予算オーバーの方は、試乗車アップ狙いでいきましょう。

試乗車アップ購入は、得なの?は
>>>こちら

3door/5doorのミニクーパーについては
>>>こちら

昔の本当にちっちゃい「ミニ」の試乗記は
>>>こちら

○BMW「MINI=ミニ クロスカントリー F60」評価表○
≪非常に良い・良い・普通・悪い・非常に悪いの5段階で評価しています≫

総合評価 良い
運転楽しい度 普通
後席居住性 普通
リセール価値 非常に良い
故障のしにくさ 非常に悪い
部品の安さ 悪い

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MINI CROSSOVER 8%税込価格表
MINI COOPER D3,860,000円
MINI COOPER D ALL44,140,000円
MINI COOPER SD ALL44,830,000円
MINI COOPER S E ALL44,790,000円

MINI CROSSOVER(COOPER-D)主要諸元表
全長4,315mm
全幅1,820mm
全高1,595mm
ホイールベース2,670mm
最小回転半径5.4m
車両重量1,540kg
乗車定員5名
エンジン種類4気筒DOHCターボ
トランスミッション8AT
総排気量1.995cc
エンジン最高出力110kW[150PS]/4,000r.p.m
エンジン最大トルク330N.m(33.7kgf-m)/1750-2,750r.p.m
使用燃料軽油
JC08モード21.2km/L

BMW「MINI=ミニ F55/5ドア・F56/3ドア」2014年-現行 試乗評価



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MINI BMWへ受け継がれるもの


MINIといえば「ローバーだったよね?」と言うのは歳がバレる時代になってしまいました。
1994年にミニブランドはBMW傘下に入り、完全リニューアルされたMINI=ミニが発売されたのは2001年。
知らぬ間に歳を取るってこういうことか、と思い知らされます。

リメイクなるものがオリジナルと双璧を為すことは非常に稀で、期待しすぎたのかも知れない消費者を失望させる俗物になってしまうのが多いのが常。

そんな心配を他所にBMW「ミニ=MINI」は21世紀に似合う洗練された雰囲気を醸しながらも、一目で「ああ。新しいミニが出たんだな」という説得力を持っていました。

内装も、BMW傘下なのか疑うほど質感は高く、ローバー時代のオマージュが魅力的にちりばめられています。

「試乗なし」での購入率1位?

試乗などする前から購入を決めておられるお客様も多いこのミニ=MINI。

とりあえず、ショールームに赴いて内装をご覧になったら、もう“買い”だと心の中では決めてしまうのではないでしょうか?

それほど、内装の仕立てはミニのイメージに合っていますし、質感も価格に見合ったもの
ショールームにはだいたい革シートの展示車しかないので、また余計にそそられます。

センターに据えられたカーナビゲーション(オプション価格:178,000円)のリングランプが特に意味もなく、7色に変化するのもご一興。

見ようによってはクラシックアメリカンのような雰囲気でもありますが、お洒落であることは間違いありません。
ドイツのBMWが作っても、オプションに用意されたのはユニオンジャック(イギリス国旗)。
隠れユニオンジャックを各所に配置してみるのも面白いです。

正直、内外装のアピールにおいては、ほぼ完璧なのでは?と思ってしまうMINI=ミニですが、果たして乗ってみたらどうなのか?



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乗り味もオマージュ?

乗ってみて、すぐに分かるのは剛性の高さ
頑丈な鉄の箱に入っている感覚すらあります。
本家BMWの1シリーズより顕著に感じるのではないでしょうか?

ボディは3世代目に入りました。
代を追うごとに高級車のような落ち着きが出ていることは変化の一環です。

それでも“ゴーカート・フィール”と呼ばれたローバー=クラシックミニのステアリングフィールも持ち合わせています。
切り始めから遊びが少なく、あの時と同様にステアリングは硬めの回し心地
ここに懐かしさを覚えるユーザーも多いのではないでしょうか?

アクセルレスポンスはBMWよりも寧ろ良いほど。
わずかでもペダルを踏めば、その分、エンジンは回転数を上げます。

ではネガはないのでしょうか?
いいえ。
実はたくさん、あるのです。
しかし、ミニに魅了された方が以降のネガくらいで他の商品に揺らぐことは、ないでしょう。

では、具体的に挙げてみましょう。

次ページは>>>
「BMWミニは曲がらない?」です。

「3シリーズ 320d」F30型 2012年-現行 (さおり著)

320d、売れ筋では最も故障率が低いかも

BMWといえば、ドイツ御三家の中で一番、故障が多いメーカーなんじゃないかと思います。
海外勢は、概ね電気系に弱く、ランプ類の不良やエアコンの故障、自動開閉サイドミラー不動などはよくある話なのですが、BMWはエンジントラブルも多いんです。

この間なんか高速道路で急にエンジンの勢いがなくなって、
「プス・・・プス・・・
と止まってしまい、弊社に運ばれてきた現行320iがありました。

 



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国産車だと土下座もの(or リコール)ですけど、ディーラーに電話したら、
「機械ですからねえ。延長保証入っておられるなら適用される可能性もありますので」
と、呑気に返されたとか。。
お客様は、
「そうですか」
と、その時は返したそうなのですが、ディーラーじゃなくて弊社に持ち込むあたり、相当、煮えくり返っていたのかも知れませんね。

プラグはもちろん、シリンダー類も痛んでいるとかで、修理費が100万円、計上されましたし、車検も残り少なかったので、国産車に買い替えることになりました。

ううん・・・定期点検受けても、ハズレの個体はこんなのが出ちゃう欧州事情。
国産車を見習ってほしいです。

そんな中、比較的、故障が少なかったのが「320d」。
ディーゼルエンジンはスパークプラグが不要で、燃料の噴射量によって出力調整するため、スロットルバルブも存在しません。

ガソリンエンジンに比べて構造がシンプル。
空気を高圧にする必要があるので、エンジンが重くなる反面、丈夫なのかな?

でも、2018年、アジアの夏は暑くて、韓国ではBMWディーゼル車が走行中、次々に出火・・・。なぜに韓国だけで?

その訳は定かになっていない中、BMW側が「韓国の気象条件や走り方に何か関係があるのかもしれない」と言ってしまったから、また一騒動・・・。
ま。ドイツ人ってなかなか謝りっぷり悪いですもんね(笑)。
しばらく、収まりそうにありません。

ウチに入ってくるBMWのエンジントラブルで入庫したF30/320dは、かなり少ないのですケドネ。。

F30「320i」の1/4くらいなんじゃないかな?

電気系は仕方ないにしても、エンジンの故障は走ってて急にきたら怖いですし、修理費も高くなるので、気になりますよね。

なので「320i」と悩んでおられる方は、故障率の低さで「320d」をお選びいただくのも一つの答えだと思います(韓国での出火問題を気にしなければ、、デスガ)。

実際、あの問題、お客様からの問い合わせも多いんです。
メーカーが出したリコール対象車種以外からの出火もあり、困っています。
ガソリン車からも出火しました。

オーナー様が、一番、お困りだと思いますので、また、何か情報が入りましたらアップしていきます。

※排気ガスの再循環装置(EGR)のバルブが閉じる際に完全に閉じず、高温の排気ガスが冷めずに吸気管に流入し続けたことで、火災が発生した可能性があるそう。
それでも、なぜ韓国だけで出火が相次いだのかは分からないままでした。

さて、走りについて、です。

低速トルクは言うまでもなく、「320i」を随分と上回ります。

坂道をよく走る方、重い荷物をよく積まれる方には「320d」のほうが合っていると思います。

さらに、欧州勢の中ではディーゼル車らしからぬ静粛性をMCで得ているのも特徴。
低速での振動も2015年のMCで発売当初よりも抑えられていると思います。

ただ、停止中の振動はマツダの<スカイアクティブ>ディーゼルエンジンに較べるとまだまだ大きいです。

あと、アイドリングストップ機構も付いているんですけど、再始動時の“ぎこちなさ”はスムースな国産車と較べるべくもありません。

高速道路でBMWの爽快感がないのもデメリットの一つでしょうか。

BMWのエンジンは回して楽しい♪タイプだと思うので、それがディーゼルでは削がれてしまうのは残念。

力不足、とまでは言わないまでも高速道路で、加速したいときなんか回転も上がらないしスピードも、なかなか出てくれないもどかしさは、「320i」と較べて乗るとどうしてもあります。

 



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こうやって書いてしまうと何か悪い車みたいなので、最後に一つチャームポイントを♪
2015年のマイナーチェンジで、ステアリングの応答性に磨きが掛かっていました!
これはもう素人の私が分かるレベルです。

気持ちいい、、

思ったとおりに曲がってくれる車って意外と少ないんですよね・・・。
でも、「320d」は曲がってくれますよ!

次ページは>>>
「値引き王国”BMW”の攻略法と、気をつけてほしいこと」です。

「3シリーズ 340i」F30型 2012年-現行 (さおり著)

マニアック340i

マニアック、、なんて言っちゃいましたけど、褒め言葉ですからね^^。

だって、800万円以上のご予算がありながら、他グレード、他のプレミアムブランドには目もくれず、ご購入なさるわけですから。

弊社には、代々3シリーズの6気筒モデルをご購入なさっている方がいらっしゃいまして、よくお話しを伺います。

ちなみに弊社では買取のときだけお世話になっています。

 



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さおり
「代々3シリーズをご購入されていますが、今回、早くも買い替えをお決めになった理由はなんですか?」

お客様
「ボディ剛性だな。BMWというのは一種のレーシングカー。一般車のように何万㌔も平気で走れるわけじゃない」

さおり
「実際、ボディ剛性の劣化が既に見られる、というわけですか?」

お客様
「サスペンション、エンジン、電気系の故障はいいさ。直せるから。しかし、ボディ剛性が落ちたら修理できないしね」

さおり
「現在、42,000㌔ですが、どういう風に剛性が落ちてきているのか教えてください」

お客様
「軋みが出るとかじゃないよ。でも、カーブの時とか最初の3年は何も考えずにステアリングを切れたのが、少しずつ応答が悪くなってる。リアが遅れてくる感じ」

さおり
「なるほど」(←と、うなずきつつ??な私)

お客様
「知り合いが「320i」乗ってるんだけどさ。彼の車は全然、元気なんだよね。エンジンが80kg重いぶん「340i」はカーブの度に負担が大きいのかもしれん」

さおり
「買い替えなさるということですけど、どのお車を?」

お客様
「また、「340i」を、と言いたいところだが、F30は先代よりスパルタンじゃないんだよな。あと若いときは気にならなかった内装のチープさ・・・800万の車で、これはないよな(笑)。内装では文句なしの、レクサス「IS」を第一候補に考えている。ハイブリッド嫌いの自分としては、「IS350」は良さそうだと考えている。ただ、あのグリルは何とかしてほしいな。」

さおり
「最近では弊社営業マンがマイナーチェンジされた「マークX」を凄く薦めているのですが、一度、ご試乗なさいますか?ISと同じV6で2,500ccと3,500ccがお選びいただけます」(←試乗車が入っていたので、薦めてみました。実際、すばらしい商品だと思います)


お客様「おお。たしかにこれは凄いね。バランスがいい。ステアリングの応答も、非常に高いし。これで込み込み400万円で買えるのは驚きだね」

さおり「ええ。ええ」(←ちょっと、買ってもらえるかも?とか思う私)

お客様「でもさ。ガツンと加速するやつがほしいんだよね」

さおり「スーパースポーツみたいな?」

お客様「見た目、スーパーなのは嫌いなんだよ、嫁が。クーペすらOK出ない」

さおり「BMWのMとかアルピナ、メルセデスのAMGもダメですか?」

お客様「明らかにフェンダーとか飛び出してんじゃん。それに高い。1,000万円は越えたくないんだよな」

さおり「難しいですね・・・」

この後、買取させていただきまして、店舗から10分ほど離れた駐車場まで運転しました。
個体差もあるのかも知れませんけど、「320i」よりハンドルが少し重い気がしました。

でも、いい感じ。

6気筒の音がフォンフォン鳴ります。
「540i」と違って、直にエンジン音が聞ける感じがして、私はこっちのほうが好きかな。

下記のスペック、ご覧ください。

320i
エンジン最高出力:135kW[184PS]/5,000r.p.m
エンジン最大トルク:270N.m(27.5kgf-m)/1,350-4,600r.p.m

340i
エンジン最高出力:240kW[326PS]/5,500r.p.m
エンジン最大トルク:450N.m(45.9kgf-m)/1,380-5,000r.p.m

 

ちょっと、踏み込んだら、お客様のおっしゃる「ガツン!」が味わえるのは、もちろん、ブレーキもエンジンに負けじと効いてくれるのは、さすが、です。
悪いところを挙げると、「320i」と較べると軽快感が少ないことかしら?

ターボラグも320iに較べると少し、あると思います。
そんなネガも中間加速の清清しさを味わったら、吹き飛んじゃうかも♪

BMWの本領発揮なんか到底できない私ですけど、6気筒エンジン、好きになってもいいですか?と、心の中で話しかけてしまいました(笑)。

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「日本にはなぜ白のBMWが多いの?」です。

「3シリーズ 320i/330i」F30型 2012年-現行 (さおり著)

320iは320dより何が優れているの?

320iと320d、弊社で一番売れているBMWです。

320dは、燃費の良さがチャームポイント。

320iセダンが16.0km/L(JC08モード)に対して、21.4km/L(JC08モード)とリード、しかも320iがプレミアムガソリン(ハイオク)仕様に対して、軽油仕様。

燃料費では320dに大きなアドバンテージがあります。
さらに、トルクの違いも坂道を走れば、一目(一走?)瞭然の違い。
320dの余裕ある走りに較べて、320iは回転計ばかり上がって、スピードは出ません。

と、まるで320dをオススメしているかのような書き出しになってしまいましたけど、それ以外は320iのほうが優れていますっ!と言っていいかも?

 



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較べて乗って分かるのは、まず静粛性の違いです。

3シリーズは、2015年のマイナーチェンジで高級感が出ました。

ボディ剛性は凄いけど、サスペンションも硬すぎて、とにかくガッチガチな乗り心地だったのが、随分、しなやかになりました。

それに併せて静粛性も向上。

320dも改善はされたものの、アイドリング~低速での震えは320iに較べるとまだまだです。

※VWの排ガス不正ソフト問題のとき、BMWも制限基準値の11倍以上の窒素酸化物(NOx)が検出されたとのニュースがありましたけど、あれはどうなったの??
ちなみに不正ソフトは使用していなかったのでお咎めなしでした・・・。

320iはさらに、しなやかに、静粛性はMCを経て、5シリーズの同じ4気筒2,000cc搭載モデルと同等と言えるレベルになっています。

4気筒エンジンのネガも3シリーズでは、さほど気にならないと思います。

高速走行時には多少の振動は生じるものの、運転していて楽しいから許容範囲の内かな。

MCでステアリングのキレも進化

前期型では、切れすぎたり、そうでもなかったり、とバランスがいまいちだったのが、後期型では本当に素直に反応してくれるように♪

なんか運転うまくなった気分。

これこそ、良い車の条件ですよねっ!

セダンとツーリングの違いとは?

積載量の差は、みなさんご存知でしょう。

で。乗ってみてどうなの?と思っても、ディーラーには試乗車、どっちかしか置いてないことが多いんですよね。

営業マンは「乗り心地は同じですよ」とか言うし。
ま。たしかに大きな違いはありません^^。

けど、車両重量で1,580kg:1,660kgとツーリングのほうが80kg重いのは事実。
80kgって結構、大きくないですか?

実際、ちょっとだけ加速力に差はあると思います。
でも、低速で感じる程度で、中速~高速では、ほとんど差異ないです。

320iは中古車、結構、安くなってますけど、前期・後期でかなり変身しちゃうのがBMW。

故障も気になりますし、ご予算が許すなら新車を狙ってください♪

BMWは値引きが、凄いんです。
2018年-2019年はF30モデルなら100万円超の値引きがあるでしょう!

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「売れない330iの良さとは?」

BMW「3シリーズ 318i」F30型 2016年-現行

318i、2018年、最も魅力的なBMW

6代目、F30型の3シリーズが発売されたのは2012年。

318iの発売は何と2016年まで待たなければいけません。

2015年までは320i、4気筒2,000ccターボがエントリーモデルを担ってきました。
それが、3気筒1,500ccターボへ。

 



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さすがに排気量落としすぎでしょ?と、誰もが不安になるのではないでしょうか。

400万円を優に越える価格は果たして納得できるものなのか?

乗り込んでみると、ダッシュボード周り、シート、ハンドルの質感などは他グレードと変わりありません。

BMWのそれです。

質はともかく、立て付けだけでも、もう少し頑張ってほしいものです。
メルセデス、アウディ、レクサスを上まわっている点は’無い’です。

それだけ走りに特化しているから、いいじゃん、というのがBMWの考え方。

・・・確かに318iは他社にはない魅力を持ちあわせていました。

BMWの4気筒モデル(320i)は、6気筒モデルからのダウンサイズユーザーへ向けて開発している部分もあるのでしょう、4気筒のネガをできるだけ隠そうとしている節があります。

遮音性であったり、低速での振動の伝わりにくさであったり、車重を感じさせないアクセルレスポンスであったり・・・大変な苦労の跡が見られます。

それでも、やはり6気筒モデルと同価格で提供していく商品としては充分ではありません。

低速域はともかく、高速域でのパワー不足は明確です。

対して、318iには別の魅力が詰まっています。

アクセルを踏んだ瞬間から気持ちよくエンジンが回るのがドライバーに伝わります。
回転と加速が比例している心地よさ。

「これが本来、車を運転して楽しいと思える感覚かもしれない」

そんなノスタルジックすら、存在します。
さながら、スポーティなコンパクトカーに乗っているようです。

エンジンも軽いせいか操舵性も他の3シリーズとは一線を画します。
イメージしたラインにぴたりと乗る感じ。

これこそ、BMWではないでしょうか?

「318i」は実燃費もなかなか優秀です。

JC08モードで17.2km/L(セダン)。
街中では13km/L程度。
都心だと10km/L強。
高速だと上記カタログ数値レベルです。

このように、カタログ燃費と実燃費が近いのは欧州車の特徴です。

1,500ccなので、やはり高速域になると回転計の針ばかり進んで、スピードは付いていかないときも往々にしてあります。

エンジン音も高回転域での3気筒の雑味は如何ともしがたく、長距離を高速道路で、という状況は同乗者に間違いなく不評でしょう。

そこはエントリーモデルならではの、ご愛嬌と考えましょう。

ちなみに同じドイツ車、VW製の1,400ccは高速域でもなぜか安定してトルクを発揮します。
気になる方はアウディ「A3」「A4」やVW「パサート」もご検討ください。
※アウディのエンジンはフォルクスワーゲン=VW製です。

日本専用に開発されたかのよう。
アウディ「A3」については
>>>こちら

 

そもそもの話、3シリーズを検討中の方は同乗者の乗り心地を優先するわけではないし、さして重要な問題ではないかもしれません。

この318i、街中の普通の交差点を曲がるだけで、サーキットを走っているような歓びがあります。

BMWはこうでなくては。

“駆け抜ける歓び”。

そのキャッチコピーを追いかけてほしいです。
良い商品ですが、それでも、車両本体価格4,000,000円~5,000,000円以上というプライスタグには疑念を持たざるを得ません。

 

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〇関連記事ご紹介

こちらはターボらしくない‘ターボ’で勝負
『IS300(旧200t)』の試乗記は
>>>こちら

 

MCで進化しすぎ?!
『320i』の試乗記は
>>>こちら

 

故障率の低さはBMW No.1
『320d』の試乗記は
>>>こちら

 

最高の3シリーズにして寿命は短め?
『340i』の試乗記は
>>>こちら

 

○BMW 3シリーズ F30型「318i」評価表○
≪非常に良い・良い・普通・悪い・非常に悪いの5段階で評価しています≫

価格対評価 良い
運転楽しい度 非常に良い
後席居住性 悪い
リセール価値 良い
故障のしにくさ 悪い
部品の安さ 悪い

F30/318i 8%税込価格表
318i SE 4,090,000円
318i SE ツーリング4,310,000円
318i4,460,000円
318i ツーリング4,680,000円
318i Sport4,670,000円
318i Sport ツーリング4,890,000円
318i Luxury4,890,000円
318i Luxury ツーリング5,110,000円
318i M Sport4,890,000 円
318i M Sport ツーリング5,110,000円

F30/318i sedan/touring主要諸元表
全長4,645mm
全幅1,800mm
全高1,440mm/1,460mm
ホイールベース2,810mm
最小回転半径5.4m
車両重量1,550kg/1,620kg
乗車定員5名
エンジン種類直列3気筒ターボ
トランスミッション電子油圧制御8AT
総排気量1,498cc
エンジン最高出力100kW[136PS]/4,400r.p.m
エンジン最大トルク220N.m(22.4kgf-m)/1,250-4,300r.p.m
使用燃料無鉛プレミアムガソリン
JC08モード17.2km/L / 17.0km/L

「5シリーズ 540i」G30/G31/G32型 (さおり著)

540i 唯一の直列6気筒

直列6気筒は、とうとう1グレードにしか搭載されなくなってしまいました。
しかも、ちょっと手の届かない感のあるプライスタグ。。

ラグジュアリーというグレードで較べたら、「523i」が、7,630,000円(8%消費税時)に対して「540i」が9,720,000円(8%消費税時)!!

 



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完全に7シリーズやベンツSクラス、レクサスLS(この記事を書いた後にモデルチェンジした「LS500」は1,500万円超え!)の価格帯です。

それでも、人によっては無茶な価格も許せちゃうのがBMWの直列6気筒エンジン。

先代は前期「523i」も直列6気筒だったのに、欧州の排ガス規制のせいで、マイナーチェンジで4気筒ターボへ。

えーっ!なんで?!誰もがショックでした。

価格は安くならないし、商品価値は絶対前期モデルのほうが高いという無慈悲さ。。

で。 あの伝説のシルキー6はF10ではモデル末期には「535i」だけになりました。

そして、G30では「540i」だけが6気筒エンジン搭載モデル。
「540i」と言いつつ、3Lターボという。。
さいきん、ほんとややこしい表記です、BMWさん。どうにかしてください。

ほかの5シリーズを寄せ付けないっ!

うわ。やっぱり他のグレードとは違いますよね・・・ってくらい違いますよ、これわ・・。

そりゃあ、シルキーって言われるよぉ、みたいな。

私はトヨタの3,500ccV6も、安定感がすごいし絶対故障しないので、良いエンジンだと思いますが、BMWの直列6気筒エンジンも艶っぽくて良いです。

出来映えとしては、直列6気筒を100点としたら、直列4気筒は60点くらい?

結構、差があると思います。
だって直列4気筒は高速道路では、ちょっとパワー不足だし(BMなのに)音質も決して良くはありません。なんかザラザラした音。

対する「540i」は、直列エンジンなのに、まあ、なんとよく回るエンジンなことでしょう♪

たしかに、かなり高額ですけど、BMWの直列6気筒があれだけ誉めそやされる訳がようやく分かりました。

ほかにはない、唯一無二のフィーリングだというのも高ポイントです^^。

ちなみにアイドリングストップ機能は別に付けなくても・・・と思うんですけど、付いています。

か・な・り・チープなので、こんなの付けなきゃいいのに。
ストップはともかく、ゴーのときのエンジンの掛かり方が凄すぎデス。
シートがブルルって揺れますもん。

あと、メーターが標準でグラフィックになって、昔ながらのアナログメーターを選べなくなったのも悲しい事件。

しかも、そのグラフィックは、はっきり言ってレベル低いです(笑)。

レクサス「GS」を100点とすると、メルセデス「Eクラス」80点、BMW”5シリーズ”60点・・・もないかな、くらい。

こんな感じで、内装も価格からしたら質感は控えめですけど、「540i」をご購入できる方はindividual=インディビデュアルという特注システムを利用してみてもいいかもしれませんよ!

 



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弊社には数えるほどしか入庫したことがないとはいえ、それはそれは豪華な内装なので忘れるはずもありません。

聞いたところ、外装特別色が50万円前後、内装一式(特別な革シートなど)で150万円前後、ホイール20万円也、、(笑)。

200万円のマイカーを夢見る私としては「・・・」な世界ですが、大幅質感アップ間違いなしです!

しつこく、お金の話で恐縮なんですけど、じつは「540i」含め、5シリーズ全車種、発売直後に原因不明の約20万円もの値上げを敢行しています。

先代F10の値上がりは衝突安全ブレーキを標準装備という大義名分があったけど、今回はほんとに??な値上がり。

BMWに採用された半自動運転機能とは

日本では衝突軽減ブレーキ装備が主流になってきた2018年。

海外勢は、自動運転に向けての試験段階の最新システムを搭載していくという考え方です。

BMWも、例に洩れず半自動運転化されたG30/5シリーズ。

フロントのステレオカメラ、ミリ波レーダーをフロントに3個、リアに2個に加え、超音波センサーを装備。自動操舵による高速走行時の車線中央維持と、渋滞時の前車追従機能が付いています。

この前車追従機能が意外と(?)賢いので驚きました。

メルセデスのは、ブレーキがちょっと遅い感があるし、実際、急ブレーキとは言わないまでも、そこそこ強めのブレーキを掛けて止まることもしばしば(2018年現在)。
BMWのは、もっとスムースです。

アクティブ・クルーズ・コントロールは~210km/hまで対応しているのが、いかにも欧州車。
ここは、すごくお金掛かっていると思います。

さらに、歩行者や動物を検知できるナイトビジョン。
7シリーズから採用されている自動駐車を行なうリモート・パーキングもオプション設定。

ただし、リモート・パーキングは直進バックしかしてくれないので、よほど狭い駐車場をお持ちで困っている方じゃないと便利とは言えなさそう。

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「G30/5シリーズの最新値引き情報」です。