
日本発売日は?
2018年パリモーターショーで正式発表された新型3シリーズ(G20)。
弊社でも3シリーズは売れ筋ですので、動向が気になっていました。
で、バイヤーに会うついでにパリモーターショーに行ってみました(もちろん一般枠)。
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発売日は欧州では2019年3月9日に決定しています。
BMWジャパンの関係者に話を伺うと、日本での発売は2019年4月で調整中だそうです。
シート形状ですとか、場合によってはリアランプの位置を日本に適合させる必要があるし、ナンバープレートの大きさも違いますから日本専用のプレスラインも設けなければいけません。
その一部を聞いているだけでも、欧州車が割高になってしまうのは仕方のないことだな、と思わされます。
それにしても、新型発表から半年以上もの間、旧型(F30)を現行モデルとして販売しなければならないという…。
おそらく、オプションてんこ盛りの特別仕様車を、超特別価格(およそ120万円引)で提供するしか凌ぐ方法はないでしょう。

次期3シリーズ 現行との大きさ比較
従来型(F30)3シリーズ
全長4,645mm 全幅1,800mm 全高1,430mm
次期(G20)3シリーズ
全長4709mm 全幅1827mm 全高1442mm
ホイールベースは41mm長い2851mmに延長されます。
全高は増していますが、重心は10mm下がっているそう。
前後重量配分50:50も守られているので、ご安心を。
実車を見た感想は、
『大きくなっているな』
『5シリーズに似ているな』
でした。
体積が増したようなフォルムなので、とても重厚感があります。
かといって‛ずんぐり’したようなボディとも思わなかったので、これまで3シリーズを乗り継いできた方には魅力的に映ると思います。
安全装備は?
ヘッドランプはLEDが標準です。
またオプションで530m先まで照らせるレーザーライトも用意されるとか。
距離は充分すぎるとして、対向車に配慮できるアウディのマトリクスヘッドランプのような技術も新搭載なのでしょうか?
オペレーティングシステムは当然ながら最新の7.0を採用。
BMWはナビ系統の使い勝手が良いとは言えないので、是非とも進化のほどを知らしめてほしいところです。
安全運転支援システムは、車線逸脱警報と昼間自転車検知する緊急自動ブレーキが全車に標準装備されます。
アクティブクルーズコントロール(ACC)やレーンキーピングアシスト機能は欧州ではオプション扱いですが、日本市場で勝負するには価格を上乗せしても標準扱いのほうが良いと思いますが、どうでしょうか?
日本導入されるエンジンは?
まず、欧州で用意されるものをご紹介します。
全5種。
「320i」2,000cc 直列4気筒ターボ(最高出力184ps)
予想価格5,500,000円~(従来より35万円高)
「330i」2,000cc 直列4気筒ターボ(最高出力258ps)
予想価格6,800,000円~(従来より25万円高)
「318d」2,000cc 直列4気筒ターボ(最高出力150ps)
予想価格4,500,000円~
「320d」2,000cc 直列4気筒ターボ(最高出力190ps)
予想価格5,600,000円~(従来より30万円高)
「330d」3,000cc直列6気筒ターボ(最高出力265ps)
予想価格8,300,000円~
一応、すべてのモデルが日本でも購入可能となるようです。
ただし、「330i」と「330d」は正規ディーラーが在庫で持たない可能性が高いため、納期には半年程度、掛かるでしょう。
すべてのエンジンがユーロ6の排ガス規制に対応しているそうです。
さすがに欧州勢の不正連発事件の後だけに大丈夫かな、と。
トランスミッションは8速ATを搭載。
また、「318d」と「320d」には6速MTも用意されるというから楽しみです。
ただ、日本には在庫車としてMTを仕入れることが余りないので、値引きが厳しい状況は次期型も同じでしょう。
以下にF30モデル各種の試乗記もございますので、よかったらご覧ください。
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