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MINI BMWへ受け継がれるもの
MINIといえば「ローバーだったよね?」と言うのは歳がバレる時代になってしまいました。
1994年にミニブランドはBMW傘下に入り、完全リニューアルされたMINI=ミニが発売されたのは2001年。
知らぬ間に歳を取るってこういうことか、と思い知らされます。
リメイクなるものがオリジナルと双璧を為すことは非常に稀で、期待しすぎたのかも知れない消費者を失望させる俗物になってしまうのが多いのが常。
そんな心配を他所にBMW「ミニ=MINI」は21世紀に似合う洗練された雰囲気を醸しながらも、一目で「ああ。新しいミニが出たんだな」という説得力を持っていました。
内装も、BMW傘下なのか疑うほど質感は高く、ローバー時代のオマージュが魅力的にちりばめられています。
「試乗なし」での購入率1位?
試乗などする前から購入を決めておられるお客様も多いこのミニ=MINI。
とりあえず、ショールームに赴いて内装をご覧になったら、もう“買い”だと心の中では決めてしまうのではないでしょうか?
それほど、内装の仕立てはミニのイメージに合っていますし、質感も価格に見合ったもの。
ショールームにはだいたい革シートの展示車しかないので、また余計にそそられます。
センターに据えられたカーナビゲーション(オプション価格:178,000円)のリングランプが特に意味もなく、7色に変化するのもご一興。
見ようによってはクラシックアメリカンのような雰囲気でもありますが、お洒落であることは間違いありません。
ドイツのBMWが作っても、オプションに用意されたのはユニオンジャック(イギリス国旗)。
隠れユニオンジャックを各所に配置してみるのも面白いです。
正直、内外装のアピールにおいては、ほぼ完璧なのでは?と思ってしまうMINI=ミニですが、果たして乗ってみたらどうなのか?
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乗り味もオマージュ?
乗ってみて、すぐに分かるのは剛性の高さ。
頑丈な鉄の箱に入っている感覚すらあります。
本家BMWの1シリーズより顕著に感じるのではないでしょうか?
ボディは3世代目に入りました。
代を追うごとに高級車のような落ち着きが出ていることは変化の一環です。
それでも“ゴーカート・フィール”と呼ばれたローバー=クラシックミニのステアリングフィールも持ち合わせています。
切り始めから遊びが少なく、あの時と同様にステアリングは硬めの回し心地。
ここに懐かしさを覚えるユーザーも多いのではないでしょうか?
アクセルレスポンスはBMWよりも寧ろ良いほど。
わずかでもペダルを踏めば、その分、エンジンは回転数を上げます。
ではネガはないのでしょうか?
いいえ。
実はたくさん、あるのです。
しかし、ミニに魅了された方が以降のネガくらいで他の商品に揺らぐことは、ないでしょう。
では、具体的に挙げてみましょう。
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「BMWミニは曲がらない?」です。