「オデッセイ」5th 2013年-現行 RC1/2/4型(さおり著)

もう、これは悪魔のレベル

2013年に5代目となったホンダのミニバン「オデッセイ」です。

3代目の全高の低さで驚いただけに4代目以降、少し、見ため、普通になったことを残念がる方も多いって聞きました。

確かに見た目は普通のミニバンです。
他に比べたら低いんですけど。

車幅は、ホンダ「ステップワゴン」の1,695mmに較べて、1,820mmもあり、存在感はバツグンにあります。

流線型のサイドビューも嫌味がなく、スマート。

それもそのはず、低重心はそのままに室内空間アップのために全高が上がっているのですから。

低重心は乗りやすさにも貢献しています。

「オデッセイ」はステップ高、なんと300mm!

これは小さなお子さまや、ご高齢の方の乗り降りの時に重宝します。

「ステップワゴン」が385mm、トヨタ「ヴォクシー/ノア」が360mmなので、かなりステップ高が低いことが分かります。

運転席からの眺めは、どうでしょうか?

トヨタ「アルファード」みたいなアイポイントの高さはありません。

これは好き嫌いの分かれるところでしょうか。
セダンよりちょっと高いのに違和感なければ「オデッセイ」が‘ぴったり’です。

運転席のシートは厚すぎず、正にちょうど良い仕立てです。
サイドのサポートもスポーツセダンばりに‛しっかり’。

しっとり沈み込むタイプじゃないから、やや硬い部類に入るのかな?

小柄な女性にとっては少し大柄なシートかも?

小柄な女性でもアイポイントには問題ないと思うので、是非、一度、ディーラーで確かめてみてくださいね。

内装は400万円クラスと思うと少しシンプルかな、とは思います。

質感が悪いわけじゃないけど、
『高級車に乗ってる!』
と思わせるのは他社のほうが上手な気がします。

内装色が選べないのも残念。

黒一択(2018年10月時点)というのは奥様目線からしたらどうなのでしょうか?

もう少し、お洒落さは欲しいかな。

同じホンダで同価格帯の車で「CR-V」なんかはブラウンレザーなんかが用意されていて雰囲気が出ていますので、そういう選択肢が欲しかったかなぁ、なんて。

でも、レザーにすると、183,600円のオプションになりますので、そこは贅沢は言えないか・・・。

ちなみに本革調のカバーなら77,760円です。
撥水加工されていますので、小さなお子さんがいらっしゃる方は検討してみて♪

 



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セカンドシートが一番のミニバンかも?

ミニバンといえば、セカンドシートが気になりますよね?

たしかに、トヨタ「アルファード/ヴェルファイア」、日産「エルグランド」は贅沢な加飾がされています。

でもシートのサポート力がほどほどにありつつ、リラックスした姿勢をどんな身長・体型の方でも取れてしまうのは「オデッセイ」かなあ。

すみません、、私、「オデッセイ」が好みなので、適当に聞いてくださいね。。

他社のミニバン、特に国産車のミニバンはどれも本当に素敵ですし、レベル高いです。

シートのリクライニングする角度や硬さの好き好きは、みなさんそれぞれだと思うので『へえ。オデッセイも良いんだ?』くらいのお気持ちを持っていただけたら。

他社に較べたら、ふっくらした厚みは余り感じず、硬いほうだと思います。

3列目も凄い!


3列目シートにも手抜きはありません。
それぞれにリクライニング角度が設定できるところなんか凄くないですか?

そりゃあ、2列目には負けますけど、レッグスペースは余裕だし、ヘッドクリアランスはもちろん充分。
中級クラスのセダン後席よりも‘上’だと思います。

また、使用しないときはサイドへの跳ね上げ形式じゃなくて、床下収納が可能。

ずっと使用しないご家族もいらっしゃいますよね?
ほんと、たまーに、の3列目シート。

いいんです♪
普段は床下に居て見えません。
もちろん、フルフラット!

次ページは>>>
「ガソリンモデルは買ってはいけないくらい?」

2018年-2019年 自動車を購入するならいつがいいのか?

車を買うなら何月?

これは3月で間違いありません。
つまり2019年3月がベストです。

 



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ほとんどのディーラーが3月決算です。

しかし、3月にディーラーで注文すれば良いわけではなく、3月に登録を済ませる必要があるので、納車までの時間を逆算して考えないといけません。

特別なボディカラーが欲しい、とか、サンルーフは絶対、などのこだわりがある方なら受注生産になりますので、2018年内に動かなければなりません。

とにかく安く車を買いたい方の狙いは在庫車。

在庫車というと響きは悪いですが、だいたい人気色、人気グレードを取り揃えているのでリセールバリューも良い商品です。

では3月末に交渉しに行けば良いのかというと、そうでもありません。

車庫証明を取るのに1週間みておかなければいけないのです。

在庫車狙いだとしても3月20日にはディーラーに行くようにしましょう。

このへんの日になると営業マンは殺気立っており、
『今日決めてくれるなら…』
と、とんでもない条件を出してきたりします。

もちろん、あなたは、
『えー?!今日の今日は無理っっしょ』
という態度を10分くらい続けて、
『もう一声あれば、契約しても良いけど』
と、さらに10万円くらいの値引きを迫りましょう。

まあ、大概、通ります。

通らなかったら帰りましょう。

翌日、電話かかってきて、
『10万円は無理ですが、8万円なら…』
とか何とか言ってくるはずです。

おそらく、その条件が限界なので、納得すれば契約となります。

最後にガソリン満タンを迫ったらOKだったケースも目立ちますので、ぜひ要求してみてください。

最悪、半タン(満タンの半分)なら飲んでくれるでしょう。

2019年には消費税10%に

先延ばしにされ続けてきた消費税ですが、2019年10月、ついに10%に増税される模様です。

当然、みなさん増税前に自動車を買っておこう、ということになります。

ですので、2019年の夏以降は自動車ディーラーは盛況でしょう。

需給バランスが崩れ、値引きも‛やや’厳しくなるかもしれません。

‛やや’と書いたのは、ライバルディーラーもまた売り時なので、お互い‛うかうか’していられないからです。

とはいえ、2019年2月~3月購入時とは比較にならないでしょう。

当サイトでは、できるだけ値引き可能額も紹介していますので、よかったら試乗記もご覧くださいませ。

 

 

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〇その他、豆知識ご紹介

グレードによってタイヤサイズが違う?!
その選び方入門は>>>こちら

 


意外な落とし穴がある
残価設定ローンについては>>>こちら

次期 /新型 3シリーズ BMW 7代目 2019年 発売日 日本販売価格

日本発売日は?

2018年パリモーターショーで正式発表された新型3シリーズ(G20)。

弊社でも3シリーズは売れ筋ですので、動向が気になっていました。

で、バイヤーに会うついでにパリモーターショーに行ってみました(もちろん一般枠)。

 



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発売日は欧州では2019年3月9日に決定しています。

BMWジャパンの関係者に話を伺うと、日本での発売は2019年4月で調整中だそうです。

シート形状ですとか、場合によってはリアランプの位置を日本に適合させる必要があるし、ナンバープレートの大きさも違いますから日本専用のプレスラインも設けなければいけません。

その一部を聞いているだけでも、欧州車が割高になってしまうのは仕方のないことだな、と思わされます。

それにしても、新型発表から半年以上もの間、旧型(F30)を現行モデルとして販売しなければならないという…。

おそらく、オプションてんこ盛りの特別仕様車を、超特別価格(およそ120万円引)で提供するしか凌ぐ方法はないでしょう。

次期3シリーズ 現行との大きさ比較

従来型(F30)3シリーズ
全長4,645mm 全幅1,800mm 全高1,430mm

次期(G20)3シリーズ
全長4709mm  全幅1827mm  全高1442mm
 

ホイールベースは41mm長い2851mmに延長されます。
全高は増していますが、重心は10mm下がっているそう。

前後重量配分50:50も守られているので、ご安心を。

実車を見た感想は、
『大きくなっているな』
『5シリーズに似ているな』
でした。

体積が増したようなフォルムなので、とても重厚感があります。

かといって‛ずんぐり’したようなボディとも思わなかったので、これまで3シリーズを乗り継いできた方には魅力的に映ると思います。

安全装備は?

ヘッドランプはLEDが標準です。

またオプションで530m先まで照らせるレーザーライトも用意されるとか。

距離は充分すぎるとして、対向車に配慮できるアウディのマトリクスヘッドランプのような技術も新搭載なのでしょうか?

オペレーティングシステムは当然ながら最新の7.0を採用。

BMWはナビ系統の使い勝手が良いとは言えないので、是非とも進化のほどを知らしめてほしいところです。

安全運転支援システムは、車線逸脱警報と昼間自転車検知する緊急自動ブレーキが全車に標準装備されます。

アクティブクルーズコントロール(ACC)やレーンキーピングアシスト機能は欧州ではオプション扱いですが、日本市場で勝負するには価格を上乗せしても標準扱いのほうが良いと思いますが、どうでしょうか?

日本導入されるエンジンは?

まず、欧州で用意されるものをご紹介します。

全5種。

「320i」2,000cc 直列4気筒ターボ(最高出力184ps)
予想価格5,500,000円~(従来より35万円高)

「330i」2,000cc 直列4気筒ターボ(最高出力258ps)
予想価格6,800,000円~(従来より25万円高)

「318d」2,000cc 直列4気筒ターボ(最高出力150ps)
予想価格4,500,000円~

「320d」2,000cc 直列4気筒ターボ(最高出力190ps)
予想価格5,600,000円~(従来より30万円高)

「330d」3,000cc直列6気筒ターボ(最高出力265ps)
予想価格8,300,000円~

 

 

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一応、すべてのモデルが日本でも購入可能となるようです。

ただし、「330i」と「330d」は正規ディーラーが在庫で持たない可能性が高いため、納期には半年程度、掛かるでしょう。

すべてのエンジンがユーロ6の排ガス規制に対応しているそうです。
さすがに欧州勢の不正連発事件の後だけに大丈夫かな、と。

トランスミッションは8速ATを搭載。
また、「318d」と「320d」には6速MTも用意されるというから楽しみです。

ただ、日本には在庫車としてMTを仕入れることが余りないので、値引きが厳しい状況は次期型も同じでしょう。

以下にF30モデル各種の試乗記もございますので、よかったらご覧ください。

 

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特別仕様車も登場
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味付けはBMW風?
2018年製のクラウンターボも
魅力的!
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〇BMW 3シリーズ F30モデル 試乗記一覧

エンジンは回してこそっ!「318i」の魅力は、
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MCで進化しすぎ?!な「320i」については
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こちらも2015年以降モデルで進化「320d」
>>>こちら

名車薄命?「340i」を乗り継いだ方にインタビュー
>>>こちら

 

「LS500」“バージョンL”XF-50系 2017年-現行

500のエンジンは新型3,500ccターボ

僕は自動車を売る側の人間ですので、「LS600h」と「LS600」のどちらにしようか迷うことなどないわけですが、実際、ご購入される方は大変に悩まれると思います。

それほど、甲乙つけがたい商品を二つ用意したな、と唸らされるばかりです。

 



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本体価格は「LS500」のほうが「LS500h」よりも140万円ほどお安い設定とはいえ、新車購入の際、ハイブリッド車は免税があります。

そして、ちょうど100万円差に落ち着きます。

実燃費は、
「LS500h」12km/L~13km/L。
「LS500」  7km/L~8km/L。
両車ともにハイオク指定。

年間10,000km乗ったとしても、約10万円の差。

いちおう10年でハイブリッドの「LS500h」が追いつく計算です。

しかし、ハイブリッドバッテリーの消耗を考慮すると、結局、「LS500」のほうが得ではないか?とも思います。

まあ、こういうお話は売る側の金銭感覚のようで、実際、ご購入なさる方々は全く気になさらないようです。

ご購入された方からいただいた質問を一部、ご紹介しましょう。

1.『静粛性はどちらが高いですか?』

2.『V8「LS460」からの乗り換えを検討しているのですが、どちらのほうがオススメですか?』

3.『みなさん、どちらを選ばれていますか?』

という感じです。

富豪の方々も、みなさんがどちらを選ばれているのか気になるようです。

ご回答は

1.『ガソリンモデルの「LS500」です』
(高速道路巡行時以外)

2.『ガソリンモデルの「LS500」です』
(迷う余地はありません)

3.『ガソリンモデルの「LS500h」です』
(8:2です)

乗れば「LS500」に魅力を感じるが、法人ユースでノンハイブリッドはちょっと顔が立たない…。そんな方がほとんどです。

「LS500h」の試乗記は>>>こちら

ちなみに「LS500」の静粛性は先代「LS460」はもちろん、先代ハイブリッドの「LS600h」をも超えています。

「LS460」より「LS500」は200kgも重量が増加していることを考えると当たり前かもしれません。

それだけ遮音材を使えるわけですから。

この原理で、静粛性を高めているのがBMW「ロールスロイス」でしょう。
そして大排気量エンジンを積んで巨体を物ともせず引っ張ります。

しかし「ロールスロイス」は夢の車ではありません。
さすがに左右の動きは鈍重な上、運転していて自車の状況が掴みにくいことこの上ないです。

自動車評論家で、ここに触れる方はいないのが不思議です。

 

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ただ「LS500」は違います。

車幅が1,900mm、全長5,235mmなど嘘のようにコントロールできます。

たしかに絶対値が高い以上、狭い駐車場では止めにくいです。
隣の車に迷惑でしょうし、隣の車が接触してしまう確率も高くなるでしょう。

それは欧州メーカーのFセグメントも同条件。

とにかく「LS500」は運転していて、楽しいのです。

路面の感覚は正確に伝わってくるのに不快感はなく、静かに走りたいときは静かに、アクセルを踏み込んで豪快に加速したいときはターボエンジンの咆哮を聞くことができます。

「セルシオ」や5代目「マジェスタ」、「LS460」から続いたV8エンジンの‛とろけるような’エンジン音を聞けなくなった寂しさはありますが、新エンジン3,500ccのツインターボは、旧V8を継ぐ資格のあるエンジンだと断言できます。

エンジン音はハイブリッド車で聞く音質と違いわずかな‛こもり音’もなく、クリアです。

V8時代と比べると半オクターブほども低いでしょうか。
しかし、魅力では負けていません。
ドロドロした重々しいものではなく、吹き上がりが軽快すぎるわけでもなく。

ターボラグ?は?みたいな。

ドライバーのイメージした通りの回転数を瞬時に再現してくれるのでしょう。

スポーツモードにせずとも、なにかドライバーの意思でも感じ取っているのではないか?と勘違いするほど察しが良いのが、この「LS500」。

もはや生命的ですらあります。

完璧という一つの形が「LS500」なのかも知れません。

本当の意味で新しい「セルシオ」と呼ぶにふさわしい出来だからこそ、欧州車に対して燃費のアドバンテージがなくても、20%の方たちは「LS500」を選ばれるのではないでしょうか?

ステアリングフィールは昨今のレクサスやメルセデスは入力に対する反応がややもすると電子的で個人的には好きになれないのですが、「LS500」は‛しっとり’とした感触で返ってきます。

かといって懐古的な感覚でもないのが、すばらしい…。

無駄もなければ、オーバーステアの神経質さもない、という。

これはFセグメント随一のステアリングフィールではないでしょうか?

次ページは>>>
「値引きがダメなら、あれを貰おう」

「LS500h」EXECUTIVE 5代目 XF50型 2017年-現行

何者もライバルとしない姿勢

2017年-現行の「LS」は自動車評論家から概ね、良い評価を貰っていると思います。

これまで、欧州の高級車に対抗する国産車は悉く、
『まだまだ走りの面では追いついていない』
と、けなされてきました。

それは、おそらく欧州メーカー、特にメルセデスとBMWを凌駕せんとする意気込みで作られていたからではないでしょうか?

たとえ追いつき、追い抜いたとしても同じ土俵であるなら、人は古くから君臨している‛ブランド’を信仰する傾向があります。

自動車メーカーの場合、それがドイツメーカーであるなら、なおさら。

 



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5代目「LS」は初代(日本では初代「セルシオ」)のときの、日本の感覚を研ぎ澄ました自動車を作ろうという気持ちが伝わってくる商品です。

とくに内装の仕立ては、レクサス「LC」と同じく❛日本❜を主張する箇所が複数あります。

竹や日本矢をイメージしたであろう、各パネルやドアトリムのデザイン。

後部座席でのライトは床下から射してくるようなセッティング。
これは‛行燈’をモチーフにしたのだとか。

縫製が他メーカーの高級車よりもさらに細かかったり、センターコンソールパネルは高級グランドピアノと同等レベルにまで磨かれていたり、本当の意味での高級を追求しています。

運転席・助手席のクッションサイドアウェイ機能などはどうでしょうか?
座面のサイドの盛り上がった部分が乗降の際は、すっと平らになります。
その所作も実に自然で嫌味がありません。

乗員に意識させない‛おもてなし’を提供するのは国産車ならでは。

内装質感は、BMW「7シリーズ」のインディヴィデュアルも凌ぎますし、メルセデス「Sクラス」よりも上でしょう。

そして、仕立てという意味では「Sクラス」マイバッハを超えていると思います。

日本の職人技というのは一体、どれだけすごいのか思い知らされる代表的な車が、この「LS」そして同じレクサス「LC」、トヨタ「センチュリー」です。

ちなみに乗降の際、ボディが3cm上がるのですが、これに要する4秒間がまたスムースすぎて笑ってしまうほど。

クロスカントリーの最高級モデルレクサス「LX」の乗降システム(「LX」は乗降の際、下がります)よりさらにスムースな気がします。

後席の‛寛ぎ’の概念すら刷新

このクラスの商品は、長年、後席の広さ、レッグスペースやヘッドクリアランス、そして、シートのゆとりを持たせることに各社、しのぎを削ってきました。

しかし、「LS」はヘッドクリアランスは最大限にまで配慮されていません。

TNGAボディのため、低重心ですので見た目ほどの圧迫感はありませんが、比べるならトヨタ「セルシオ」時代のほうがゆとりはあったでしょう。

どうやら開発コンセプト自体が後席にゆとりを持たせることではなかったようです。

実現されているのは、ほどよい包まれ感のある後席。

後席で集中してノートパソコンに向かう、あるいは疲れを取るためにマッサージ機能をオンにする…。

最高のプライベート空間の提供こそ「LS」の目指したものなのだと思います。

畳の世界観でしょうか。
欧州車の提案とは一風違った切込みであることは確かです。

そう。
縦方向に関してはホイールベース3,125㎜を生かしたレッグスペースがあるのです。
エグゼクティブ仕様では助手席を畳むことができるので、大型ミニバントヨタ「アルファード」にも迫る足元です。

断っておきたいのは、後席同士で会話をするような利用なら断然、「センチュリー」だということ。

すこし体を傾けて会話をしながら…という状況すら想定ずみのシートなのでしょう。サイドサポート力は「センチュリー」には‛ほとんど′ありません。

後席で会話をしながら、なら「センチュリー」。
お一人で寛ぐのなら「LS」。

これで間違いないと思います。

次ページは>>>
「先代、600hよりも遅いが…」

新型「シエンタ」2nd ガソリン/ハイブリッド 170系 2015年‐現行(さおり著)

2列シートと3列シート、どっちを選ぶ?

2015年に発売されて3年、2018年9月にマイナーチェンジが入りました。

ウチでも結構、売れ行きの良いミニバンなので嬉しいかぎり^^。

主な変更点は、

・フロントバンパー、グリル、ヘッドランプ、リヤランプ、ホイールキャップ
・エクステリア2トーンカラー追加
・<トヨタセーフティセンス>のアップデート
・2列シート仕様車の追加

エクステリアデザイン変更については旧型と並べてみないと分からないくらいです。

 



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2トーンカラーが選べるようになるのは最近のマイチェンの流行です。

CMで2トーンカラーの車に登場されたら、私も「おぉ♪」って思っちゃいます。
安易だけども大正解(?)。

セーフティセンスがどう変わったのかと言うと、<夜間歩行者検知>と<昼間自転車検知>が付いたこと。
自動ブレーキもそれに対応しています。

営業マンが『「クラウン」と同じですよ』なんて言うかもしれませんけど、それはちょっと違います。

「クラウン」は車線逸脱アラームだけに留まらず、ステアリングサポートも付いてきます。
それと、なにより渋滞追従機能のアリ・ナシは大きいかな。。

「シエンタ」もクルーズコントロールは付いていますが、渋滞追従機能は2018年9月のマイナーチェンジの段階では搭載されていません。

走りまで違う?2列シート仕様車

ハイブリッド車はJC08モードが27.2km/Lから28.8km/Lに改められていることからして、何かは変わっているのだとは思いますけど、旧型とマイナーチェンジされた新型で違いは感じられませんでした。

ガソリン車も同じでした。

けれども、それぞれ2列シート仕様車が軽快なのは間違いありません!

だって車両重量こそ同値ですが、車両総重量では何と110kgも違うんです。

1,500ccくらいの普通の車って人一人乗るだけで違いって分かりますよね?
それが約二人分違うわけですから走って違いが分かるのは当然。

ただ、難しいのは最前列の乗車だけで甲乙つけちゃうと、3列シートのほうが安定しているかなぁ。

2列シートは2列目にどなたが座ったら、後ろがフワフワしないので良いんです。

つまり、2列目以降に誰かが座るのなら2列シート仕様車がオススメ。

助手席しか使わないことが多いのなら、3列シート仕様車がオススメ、というさおりの見解です。

逆だったら良いんですけど。。。

そもそもの走りはどうなの?シエンタ

基本的な走りのレベルは「アクア」以上だとは思います。

ライバルのホンダ「フリード」と比べるとどうかなあ、というところ。
カーブが続く道なら「フリード」のほうが酔わない気がします。

高速道路を長距離(往復200km)乗られる方にもホンダ「フリード」かなあ。
ガソリン車・ハイブリッド車、ともにエンジン音がかなり車内に入ってきて、のんびりと家族でドライブという雰囲気ではないですし、
直進安定性も決して悪くはないですが、ライバル車のスズキ「ソリオ」なんかにも一歩譲ります。

ちなみにトヨタには「タンク」という選択肢もありますけど、「タンク」はもっと高速道路が苦手です。

いえ。決して悪くはないのですよ「シエンタ」。

逆にいうと街乗り中心、お子様の保育園や幼稚園の送迎用としてはベストチョイス♪

習い事で遅くなったからちょっと車で、なんていう使い方にも「シエンタ」はとっても似合うと思います。

なぜって、内装のオシャレ度では同価格帯では断然「シエンタ」!
私が自動車営業をやっていなくて、走りなんて‛細かーい’ことを考えない普通の主婦なら「フリード」には見向きもせず、「シエンタ」を旦那様にねだることでしょう(笑)。
あと、結婚していたら、という前提条件を書き忘れていました(汗)。

次ページは>>>
「ハイブリッド車とガソリン車で迷っている人への
ちょこっとアドバイス♪」

新型「CR-V」5代目 2018年-現行 RW1/2型 RT5/6型

‘買い’はハイブリッド

それほど、ホンダの2モーターシステムは素晴らしいです。

2010年あたりまでのホンダのハイブリッド車はトヨタ<THSⅡ>に対して、非力感があり、燃費向上は車両の軽量化と小排気量エンジンで稼いでいた印象です。

回生ブレーキの違和感に対する処理もトヨタのほうが格段に上でした。

ところが、2モーターを採用するようになってからのホンダハイブリッド車のレベルは飛躍的に向上しました。

 



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ガソリン単体モデルの感覚で運転していても、何ら違和感ないでしょう。

当然ながら静粛性はガソリン単体モデルより‘上’。

それもかなり差があります。

1,500ccターボは、欧州車と比肩するパフォーマンスですので、ガソリン車のほうが重宝されるアメリカでは、ガソリンモデルが選ばれることでしょう。

しかし、日本ではガソリン車のほうが´良い’というイメージは余りないのではないでしょうか?

21世紀初頭にまで遡れば『ハイブリッド車=燃費優先。走りは論外』というイメージが一般的でしたし、実際、そうだったと思います。

ところが、トヨタ<THSⅡ>やホンダ2モーターの<i-MMD>は運転していて、面白く疲れない、違和感なく信頼できる、そんな相棒のように感じられるシステムに昇華しています。

ガソリンモデルを選ぶ理由

それでも、ガソリンモデルを選ぶ理由が「CR-V」には存在します。

何より、7人乗りモデルはガソリンにしか用意されていないこと。

3列目のユーティリティは高いとは言えないので、常時の利用をお考えの方には「ステップワゴン」や「オデッセイ」をお薦めしますが、たまに、のご利用なら問題ないと思います。

シートも薄く、さすがに最後部の揺れは大きいですが、片道1時間以内なら(問題なく)過ごせそうです。

ただし、荷室はほぼ潰れますので、7名乗車で荷物なし、あるいは6名乗車時には重宝する定員だと思います。

なぜ欧米で先に発売するのか?ホンダ

「シビック」もそうでした。

アメリカでの先行販売は悪いとは言いません。
しかし、半年ならまだしも2年も待たされたら、発売直後の‘新型’のイメージが損なわれるような気がします。

こんなことを繰り返していたら、ホンダのイメージが少しずつ悪くなりますし、すでに若干、悪くなっている方もいらっしゃると思います。

5代目「CR-V」も完全にアメリカサイドのデザインを採用・・・。

マッシブな、と申しましょうか。
決して悪くはありませんが、アメリカで受けそうなデザインです。

筋骨隆々のイメージからか、左右ボンネットが盛り上がっており、しかも、ヘッドランプに掛けて下がっているので、車幅は掴みづらいです。

ちなみに車幅、1,855mm。
ぎりぎり立体駐車場に入るとは思います。

試乗の際は狭い路地などをご希望して、感覚に慣れられるか、ぜひ確認なさってください。

>>>次ページは
「一歩抜きんでたボディ剛性。ライバルとの比較」です。

「カムリ」WSグレード 10th XV70系 2017年-現行(さおり著)

WSの意味とは?

ワールドワイド&スポーティらしいです^^。

その‘WS’グレードがマイナーチェンジの折、2018年8月1日に追加になっています。

フロントマスクがかなり変わったので驚いたお客様もいらっしゃいましたが、これは‘WS’専用の顔つき。

これまでの‘X’グレード‘G’グレード ‘G’グレード・レザーパッケージのフロントマスクに変更はありません。

マイナーチェンジでの主な変更点は、

・ドアミラーの施錠連動オート格納
(全グレード)

・Xグレード以外はクリアランスソナー搭載
(Xグレードにはオプション)

・標準6スピーカーに対し、オプションで9スピーカー選択可能
(全グレード)

二つ目に挙げたソナーは踏み間違い防止機能です。
これは、かなり嬉しいですね♪

踏み間違いはしたことないけれども、しそうになった人、しそうになった人予備軍さんはたくさんいらっしゃると思います。私も。

エンジンに変更はありません。
アメリカでは発売当初から3,500ccV6と、2,500cc直4のエンジン単体モデルがあり、販売総数の何と80%がガソリン単体の直4モデル。

残りの20%を3,500ccと2,500ccハイブリッド(日本仕様)が分けています。

 



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北米での2,500ccエンジン単体モデルは、ハイブリッドより15%ほど安い価格設定なので、一概にハイブリッドは人気がないとは言えませんが、日本で同じ価格帯で発売したら、ハイブリッドが70%くらい占めそうですよね^^。

北米ではもっと“ハイブリッド”というシステムに馴染んでもらわないと売れないのかも知れません。

‘WS’は通常モデルと何が違うの?

さてさて、追加グレード‘WS’は他のモデルとどう違うのでしょうか?

アメリカでは当初から設定されていた、より派手で、スポーティなフロントマスクは印象的です。

リアについては、リアランプから黒い涙(?)のようなラインが左右一本ずつ出ています。
最近のレクサスの風潮に近づけたのでしょうか?

オプションのTRDパーツでビシッと決めれば映えるかな?
ノーマルのままだと、ちょっと違和感あります。

あと、ホイール。
‘WS’レザーパッケージは‘G’レザーパッケージのものと形状こそ同じですが、半分がブラック塗装。

ブラックとシルバーのスポークが交互にデザインされて、恰好いいです!
通常の通常の‘WS’は他グレードと共通ですが、は‘G’グレードと共通です。

パドルシフトも‘WS’専用装備。

ただし、「カムリ」はトランスミッションが無段変速なので、あくまで仮想的な‘楽しみ’です。
変速スピードもこれといって速いわけではありません。

それでも、シフトダウンしたときのエンジン音の変化など、演出には工夫がありますので男の人には好評かも。

何より、パドルシフトが付いていると、
「私、スポーツカーに乗ってる」
気持ちになってテンション上がっちゃうのは私だけでないはず♪

シートのデザインもスポーティテイスト。

通常‘WS’は合成皮革とファブリックのコンビネーション。
中央に横ラインが入って(下に画像あります。よかったらご参照ください)スポーティ感があります。

‘WS’レザーパッケージも専用デザインで、中央部分がヘキサゴンパターンになっているのですが、黒いので遠目に違いは分かりにくいです。。

座った感じ、通常モデルは、結構、柔らかくて馴染みが良い仕立て。
本革レザーのほうは硬くて、長距離運転に向いていそうです。

メーカーによると‘WS’は走りの違いを出すために専用チューニングも施してあるとか。

私でもサスペンションが少々、固められているのは分かりました。
もともと、決して柔らかくはない「カムリ」ですので、私には、、ううん、ちょっと固いかな。。

それでも「クラウン」RSに較べたら、そうでもないような。
FF(前輪駆動)とFR(後輪駆動)の違いはあるとはいえ、RSよりは柔らかいと思いました。

ステアリングの反応速度も変更されているそう。

当然ながら、レスポンスはさらに良くなっているハズ、、ですけど、これは私には分かりませんでした。

言い訳になりますが、元々「カムリ」って割と反応良いから、少しのカーブじゃ前輪駆動って気付かなかったので、さらに反応良くなっても「そうなの?」って。

メーカーさん、すみません。

 

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○「カムリ」WS 10th XV70系 評価表○
≪非常に良い・良い・普通・悪い・非常に悪いの5段階で評価しています≫

価格対評価 良い
運転楽しい度 良い
後席居住性 良い
リセール価値 良い
故障のしにくさ 非常に良い
部品の安さ 良い

トヨタ AX70系10th「カムリ」税込価格表
X3,298,320円
G3,531,600円
WS3,672,000円
"G"本革レザーパッケージ4,228,200円
"WS"本革レザーパッケージ4,341,600円

トヨタ AX70系「カムリ」G/WS 主要諸元表
全長4,885mm
全幅1,840mm
全高1,445mm
ホイールベース2,825mm
最小回転半径5.7m
車両重量1,570kg
乗車定員5名
エンジン種類直列4気筒
トランスミッションCVT(電気式無段変速機)
総排気量2,487cc
エンジン最高出力131kW[178PS]/5,700r.p.m
エンジン最大トルク221N.m(22.5kgf-m)/3,600-5,200r.p.m
使用燃料無鉛レギュラーガソリン
モーター最高出力88kW(120PS)
モーター最大トルク202N.m(20.6kgf-m)
動力用主電池リチウムイオン電池
JC08モード28.4km/L

トヨタ AX70系「カムリ」G/WS"leatherpackage"主要諸元表
全長4,885mm
全幅1,840mm
全高1,445mm
ホイールベース2,825mm
最小回転半径5.9m
車両重量1,600kg
乗車定員5名
エンジン種類直列4気筒
トランスミッションCVT(電気式無段変速機)
総排気量2,487cc
エンジン最高出力131kW[178PS]/5,700r.p.m
エンジン最大トルク221N.m(22.5kgf-m)/3,600-5,200r.p.m
使用燃料無鉛レギュラーガソリン
モーター最高出力88kW(120PS)
モーター最大トルク202N.m(20.6kgf-m)
動力用主電池リチウムイオン電池
JC08モード28.4km/L

「クラウンアスリート 」14代目 2リッターターボ Jフロンティア 210系 2015年-2018年

10年以上の時を経てターボ復活

現行モデルとして発売されていた頃、僕は以下のようなことを書きました。

トヨタの公式ページで2,000ccターボモデルと、マイナーチェンジ前の2,500ccモデルをスピード対決させて、2,000ccターボが2,500ccを圧倒するという動画がUPされています。

過去の自社モデルを否定するのは個人的に好きではないのですが、確かに2,000ccターボはクラウンアスリートに新たな風を吹きこんだといえそうです。

同時に‘もはや’クラウンと呼べるのか?というほど、かつての「クラウン」らしさが無いモデルでもあります。

 

 



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「アクセル踏んでくれよ」と、言わんばかりの設定です。
エンジン音は容赦なく車内に入ってきます。

「クラウンは静粛性が命なんて誰が言った?」とロイヤルに一線を画すこの2,000ccターボ。

トヨタ、まあ、何とも冒険したものです。

その聞かせるエンジン音、ハイブリッドの直列4気筒とはまた、違う躍動感があります。

どの回転域でも不安定さを感じさせないのは、さすがはトヨタ。
欧州車もダウンサイジングターボとして4気筒を積んでいる車が多いですが、それらと較べてもよく回るエンジンです。

環境対策として3,500ccにはないアイドリングストップ装置も備わっていました。

欲を言えば、やはりもう少しパワーなりトルクなりは欲しいかな、と思う瞬間があります。
よほど、アクセルを踏んだときですが・・・。

以上、現行モデル時代の記事です。

売った側としては、販売の落ち込みかけた14代目「クラウン」の救世主でしたから、好印象でした。

ただ、どうしても15代目「クラウン」ターボに乗ってしまうと悪い箇所が見えてしまいます。

思えば、170系「クラウン」アスリートに2,500ccターボの設定があったのが2003年まで。

10年以上の時を経て、満を持してのターボ投入。実際、レクサスの「NX」や「IS」に搭載された後ですから、煮詰める時間はあったはずです。

しかし、やはり、2003年に登場した「ゼロクラウン」譲りのシャーシでは2015年のエンジンを完璧にコントロールするのが難しかった部分があったのかも知れません。

15代目に乗った直後に乗り比べると、コーナーでテールが流れる感覚は日常走行速度域でもわずかに感じ取れます。

15代目のシートポジションに慣れてしまうと、やや腰高なのもスポーツ気分をスポイルさせられます。

TNGAボディを纏った15代目「クラウン」は全てのモデルがアスリート系として素晴らしい出来なので、どうしても14代目は見劣りしてしまいます。

サスペンションの固さにボディ剛性が付いていかず・・・という印象も無きしもあらずです。

では、すべてが劣っているのでしょうか?

いいえ。
自動車は走りだけがすべてではありません。

たとえば‘イナズマグリル’と呼ばれた個性的なグリルがお好きな方には、もう、これ以外ないでしょう。

後部座席を考慮するなら「クラウン」ロイヤルのほうを選ぶべきですが、15代目「クラウン」と比べると背もたれが‘やや’寝ているので後部座席の快適性は優っているように思います(公式数値はありません)。

寛ぎやすさは、14代目がが若干、上かな、と。

ネガティブな要素もあります。
後部座席のレッグスペースです。
ホイールベースが14代目2,850mmから15代目は2,920mmと7cmも伸びたのだから仕方ありません・・・。

前席のシートを一番後ろまで下げられると14代目は少々、厳しいのに対して15代目はまだ‘こぶし’一つぶん以上、余裕があります。

逆に一番後ろまで下げないのであれば、14代目でもレッグスペースに問題はないでしょう。

あと、中古車ですから当然ながら価格も魅力的です。

特に2016年8月29日にはビッグマイナーチェンジを受け、<トヨタセーフティセンスP>を全車標準搭載。大変、お薦めです。

15代目発売直後はこれに夜間歩行者検知と昼間自転車検知が付いたものですので、充分、比較に耐えうる衝突軽減ブレーキです。

JC08モードではわずかに15代目を上回ります。
15代目は車重が影響したのでしょう。

14代目13.4km/L⇒15代目12.8km/L。

ただし、実燃費にさほどの差はなく、一般道、10km/Lはいきません。
高速走行燃費はカタログ値を10%上回ることもあります。
両者ともハイオクです。

繰り返しになりますが、やはり、何といっても恰好ですね。
外観がお好きな方は是非。
もともと、‘やんちゃ’な雰囲気がございますので、ローダウンがお好きな方からの依頼も多いです。

次ページは>>>
「最終特別仕様車について」です。

オプションご紹介「クラウン」13代目 200系 2008-2012年(さおり著)

キーインテグレードウォッチ

私がまだ入社したての頃、
「200系クラウンでオプションの時計付きのないですかね?」という電話を受け、
「ハイ!オプションじゃなくて全部、付いていますよ♪デジタルです」
なんて返答をしてしまったのは忘れもしない失態・・・。

そーなんです。
なんと200系クラウンにはロイヤル/アスリート/ハイブリッドすべてのシリーズにオプションの腕時計が用意されていました。
機能は腕時計にスマートキーがプラスされたもの。
デザインはシリーズ統一です。
価格は64,050円(税込)。

意外と安くないですか?
映画007シリーズでピアース・ブロスナン演じるジェームズ・ボンドがBMWを携帯電話で鍵の開閉をしたり、“ミッションインポッシブル:フォールアウト”の「M5」ではアイ・パッド状のもので遠隔操作したりするシーンに憧れる男子なら絶対‘買い’だったと思うんですけどねー。
日常品にそういう機能が付いている意外性に私は‘グッ’と来ちゃいます。

ただ、ほとんど出回っていないのが残念・・・。
200系「クラウン」はかなり扱ってきましたが、1台あったきりでした。
しかも、ウチの担当が、その腕時計狙いで入札したらしいので、確率からすると1%~くらいなんじゃないかな、と。

何度かお問合せいただいているので、みなさん気になるオプションなのに、新車購入のときは鳴かず飛ばずだったよう。。

14代目「クラウン」からはオプションカタログから外れていました・・・。

 

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トヨタプレミアムサウンドシステム

目印は前席シートの両肩あたりに膨らんだ左右のスピーカーです。

こちらもロイヤル/アスリート/ハイブリッドすべてに対してオプション設定がありました。

でも、ロイヤルとアスリートに付けた方はほとんど、いらっしゃらなかったようです。

つまり、200系中古車狙いで音に拘りのある方は否が応でもハイブリッド一択ということに・・・。

やっぱり、お金がある方はハイブリッドを買っていたということでしょうか。

とはいえ、標準10スピーカーですし、スピーカーの質も他のトヨタ車より2ランクくらい上ですので、普通は標準10スピーカーで構わないと思いますよ♪

オプションじゃないけど、変わったボディカラー

ド肝を抜かれたのがアスリートの緑。
なんでしょう、これわ・・・。

深緑というより、‘ドスミドリ’(?)。
カタログ写真から既に並々ならぬ異様さが伝わってきます。
こんな色は見たことがない!というくらい独特のカラーリングです。

結局、何台売れたんでしょう?

当時から在籍していた男性社員もみなさん、見たことがないって・・・・。

あ。一人、見たことがあるっていう先輩は東京のトヨタ‘メガウェブ’の展示だけですって!

もしかして数十台レベルでしか売れなかった、とか?
クラウン史上、一番、売れなかったカラーかもしれません?!
希少すぎて、街で見かけたら幸せになれる車です♪

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