試乗車アップは買いなの? 試乗車を買うメリット デメリット(さおり著)

試乗車が売りに出されていたっ!!さあ、どうする?

自動車をご購入する(ほとんど)誰もが直面する予算の問題。

「安く買いたい。けど、予算が・・・ううん、グレードを下げるか中古車にするかなあ」
なんて思ったこと、私と同じ給料の方なら必ず、一度は思ったハズ・・。

はい。

今回はそんなときにディーラーで「試乗車のアップなら、かなりお安くできますよ!」という営業マンの誘いがあったときに備えて、心の片隅で覚えておいてほしいことを書きますね。


 



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試乗車って何か色んな人が乗ってるからちょっと・・・と、敬遠してしまいがちな方もいらっしゃるでしょうが、メリットもたくさんあるんです。

たしかに、たくさんのお客様が乗ってきた試乗車ですけれど、みなさん、意外と(?)丁寧に運転してくださるので、状態は悪くないんですよ。

エンジンオイルも必要以上に交換していますし。

そんな試乗車の一番のオススメポイントはやっぱり、オプションが充実していること!

マンションギャラリーでもそうですけど、ちょっと無駄でもオプション攻撃(?)されたら、なぜだか魅力的に見えてくるものですよね。

車の世界も同じで、そんな錯覚心理を利用してオプション満載なのが試乗車なんです。

ヘッドランプがLEDだったり、ハンドルが本革だったり、衝突軽減ブレーキが装備されていたり、おまけオマケのオンパレードです。

そして、最上級グレードであることも、しばしば。

それでいて、注文車と比較すると2割以上は、お安くなっているでしょうから、心が揺らぎますよね^^。

マイチェン(マイナーチェンジ)直前疑惑

ここからは、ちょっと気をつけていただきたいことを書きますね。 まずは、「マイチェン直前疑惑」です。

フルモデルチェンジの前はネットや雑誌で情報が出回るのに、マイチェンはいつの間に?ということも多い自動車業界。

営業マンは「私たちのほうも、まだメーカーから何も聞いてなくて・・・」なんて言いますけど、もうすぐマイナーチェンジだろうな、っていうのは割と正確に分かるものなのです。

そう。

だから、試乗車を売ってしまおう、となっている場合も多いんです。

発売されてから、2年くらい経っているなら気をつけて。

特に最近は国内メーカーでは、マツダさんがマイナーチェンジの鬼なので注意が必要です。

欧州メーカーなら、要注意はメルセデスベンツ。

フロントマスクが、がらりと変わってしまうマイナーチェンジも多いので危険度高めです。

まだある試乗車アップの落とし穴?

何でも第一印象って大事です。

お客様に少しでも気に入ってもらえるよう、屋外展示車や試乗車って毎日、洗車しているんですよ。

と、いうことは、です。

洗車キズは、わりと付いているかも知れません。

私たちの店舗ではウォーターガンを一通り、吹き付けてその後、拭き取り作業をするので、比較的、洗車キズは残りにくいと思います。

でも、たまに洗車マシンを通すだけのお店だったり、バケツでサッと水かけて、あと拭き取るだけみたいなところもあります。

こういうお店だと、洗車キズが残りやすいので、試乗車をご覧になるときは、できれば、直射日光が当たらない暗い場所でライトを照らして確認してみたいものですね♪

 

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試乗車アップでも値引きはOK

試乗車は新車見積もりと比較すると、とても安いし、一台限りだからとプレッシャーも掛けられちゃうもの。そんなとき、慌ててハンコを押さないでください。

たしかに売れたらお仕舞いですから、当日中に契約するのもアリ。

それでも「あと、○○万円安かったら、今日、契約します」と言えば、結構、応じてくれるものです。

営業をしてみて、分かったのですけど、契約ってお店にとっても営業マン(ウーマン?)にとっても、すっごく大事で、喉から千手観音ばりに手が出そうなくらいですから。。

あれこれ見て回ってて、こんがらがっていたら、「2,3日だけ保留させてください」と無理を言っちゃえばいいのです。

家に帰って落ち着くと、「あれ?あの時は焦っていたけど、やっぱりA社の試乗車よりB社の新車のほうが欲しい」と、考えがあることも、よくあるので慎重に♪

その際、断りの電話だけ入れていただけると助かります。

以上、試乗車アップの購入の際、気をつけていただきたいことでした。

さおり